尊敬する人
ちょうど1週間前。久しぶりにブログを書き上げアップしたところにランナー仲間の訃報が・・・。
にわかに信じられずいったい何のことかわからないくらいみんな混乱して。
週末の葬儀までは連日ばたばたと。予定変更入れたりいろんな人に伝えたり。
本当は心が落ち着くまで、故人との思い出や写真などは見ない、考えない、と思っていたけれど。
その人をタグ付けしてSNSにアップすると、ご遺族が見られるという・・・実際見て泣いていらしたそうです。
少しでも思い出やもしかしたら知らなかった顔が見えたらと思い、過去の一緒に写った写真を探しながら思い出に浸っていました。
意外にも同じレースは1つくらいしか出てなくて、でもスタッフでたくさん支えてもらっていたことに気づいたり、あとよく飲みに行ってたり自宅に仲間と集まって24時間飲んで食べて語って歌って・・・高校の卒業アルバムを見せてもらったり好きな歌とか歌ったり。
楽しかったことが次々と思い出されてほかに何も手につかなくなったり。
その人は走歴もさることながら、トレイルもロードも実績がすごくて、でも全くそういうことを自慢するような人ではなく。
視覚・聴覚に障がいがあるランナーの伴走もうまかったそうで、多くのランナーが伴走してほしかったと言っていたくらい。
でもそういうこともこれみよがしにやっていたわけでなく。いろいろなランナーに声をかけ、気遣い、さりげなくサポートしているような人でした。
お通夜も告別式も驚くほど多くの人が集まって、葬儀会社の人も驚いていたらしい。
多くの葬儀が家族だけで済まされていたこの時期に、私たちにお別れをいう場を作ってくださったご遺族に本当に本当に感謝。
まだ心にはぽっかりと穴が開いたままだけど、でも直接お別れができて仲間と思い出を少しでも語り合えたことはきっと救いになるに違いない。
葬儀ってこういう大切さがあるんだって今回改めて思った。
そして自己顕示欲が強い今の時代に、ひそかにでもしっかりと実績重ねつつあった人をさらに尊敬。
俺が俺が、と声高に叫ばなくても周りはちゃんと見てるしわかってる。
そんな人と友達でいられたことを誇りに思います。ありがとう、竜ちゃん。またね。
最近のコメント