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2022年5月

2022年5月28日 (土)

矢倉沢往還プレ大会

もう1ヶ月以上前のことですが・・・書くタイミングがなく今頃のご報告(笑)

 

先月TW主催の「矢倉沢往還プレ大会」(150.6km)に参加してきました。プレ大会ということで今年の秋の本大会前のコースや運営などの確認も兼ねた大会でした。

そもそもこの大会を知ったのは3月の「小江戸大江戸」のスタート前。荷物預けのところで誘われ(笑)夜間のエイドでも詳細を聞き(笑)スタート地点とゴール地点、大体の距離と開催日だけ聞いてオッケー!

後日友人から送られてきたリンクに従ってエントリー。とここまでは良かった。

HP掲載もない少人数大会ゆえ、その後の連絡やコース情報も全てメールで送られてきていて、コースデータを見て固まりました・・・。

 

「なんだ!?このコースは!」

 

最初からタイトルの「矢倉沢往還」を聞いていればなんとなくイメージが湧いたと思いますが、タイトルも後から知ったわけで(笑)

まさか旧大山街道、矢倉沢往還、足柄古道などなど旧道オンパレードなコースとは知らず・・・難易度めちゃくちゃ高いんですけど!!

ま、制限時間が32時間というところで察するべきでしたが(笑)

 

過去走ったコースで難しいと思っているのは「夢街道グレートラン」と「鳥の旅」だったのですが(年によっては東京ウルトラも)正直「鳥の旅」どころの難易度ではなく。「夢グレ」といい勝負でした・・・走ってみての実感ですが。

 

普段は試走はまずしない私ですが、これは試走しないと絶対無理!!当日スタート前に立派な紙の地図も頂いたのですが、あまりにコースが難しすぎて(笑)あの紙では無理でした・・・試走しないで走った人たちは凄すぎる!

 

しかし急に参加を決めたので、週末はイベントや大会がすでにてんこ盛りに入っていて、行けそうな日は1回くらい。なので遠方で夜間通るであろうトレイル部分にそこを当てて、あとは平日仕事の後とかフレックスして時間を捻出して細切れ試走。でももちろん全部はカバーできなかったので、多分人が近くにいそうな前半部分は予習と勘だけで行くことにしました(笑)

 

コースが走る前から夢に出てきたのは「夢グレ」以来です(笑)どう走るとか脚がどうとか、そういうことは一切考えられず、頭の中は地図オンリー(笑)

 

 

当日はラッキーなことにほぼコースを試走しているHさんと一緒に走ることになり、前半の部分も不安なく行けて複雑怪奇な住宅街の旧道やちょこちょこ出てくる林道や古道も予習のおかげで難なくクリア。試走した時トレイル1本道を間違えてロードの違う場所に出てしまったところも、本番でわかってスッキリ。ただ私は夜間に試走していなかったので、トレイルのコース探し(いわゆるマーキングはありません)やロードの峠で暴走車がTTをやっているのに怯えたりとか、想定外のこともありました(苦笑)。でも大山阿夫利神社に明るいうちに着けて、下界の風景を楽しめたり、交通量の多いバイパスのちょっと裏なのに静かな古道があるのを発見したり・・・なんだかとっても楽しかったなあ。

 

御殿場からゴールの沼津までのルートは試走してなかったけど、だんだん旧道がわかるようになってきて(笑)終わる頃には名残惜しい気持ちに。

本当はゴール地点でのんびりして他のランナーの帰りも待ちたかったけど、雨が降ってきたり帰るのも遠いので残念ながらそのまま帰宅(帰りも遠かった・・・)

 

1ヶ月以上前のことをわざわざ書いたのもとにかくコースが素晴らしかったから!(エイドのこととかすっ飛ばしてすみません)

秋の本番でどう変わるかわからないけど、これは旧道好きにはたまらない大会になる予感♪

今回は春で桜がちょうどきれいな季節でしたが、秋だと紅葉が楽しめるかもしれないな。

 

正式発表が楽しみです。

 

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2022年5月23日 (月)

川の道の後遺症

川の道フットレースが終了して2週間以上経ちました。

GW留守にしていたのもあって家の用事が山積・・・思いもかけずラン少なめののんびりした5月を過ごしています。

 

前回はレースの感想を簡単に書きましたが、その後の後遺症についても書いておこうと思います。

レースの感想と同様、これも個人差が大きいので今回私はこうだったくらいに思ってくださいね。

 

とりあえずゴール後どう過ごしたか・・・

 

・ゴールが未明だったので、シャワー浴びたあとはそのままゴールの海の家で寝袋に入って熟睡・・・

・翌朝自然と目が覚めて、豚汁を注文し外の海岸を散歩したり他のランナーとおしゃべり

・午前中タクシー相乗りで駅まで行きそのまま新幹線で午後帰宅。帰宅後は洗濯しながらまた熟睡・・・

・夕食食べてまた熟睡・・・その翌日から通常生活に戻る

 

後遺症はまあ色々ありました(笑)

 

『筋肉・関節など外傷』

・筋肉痛ゼロ。肉刺や擦れなどの外傷もなし。多少股関節周りが疲れている感じ。

・レース中に痛めたアキレス腱はスポーツ治療院で足裏に1回鍼打たれただけで治った。ダメージほとんどなしと言われる。

・若干の浮腫みあり。3日間ほどでほぼ元に戻った。

 

『内臓関係』

・胃腸は全く問題なし。1週間ほどは食べても食べてもお腹が空く状態になる。

・2日後あたりからやたらトイレの回数が増える。夜中も何度も起きる。1週間くらいこの状態が続いた。

・体重と体脂肪率が過去最低を記録。戻ってくるのに1週間以上かかった。

 

『睡眠障害』

・ゴール後も寝たり翌日からもよく寝たにもかかわらずいつも眠い状態。以前よりはマシだったけど・・・

・超早起き・超早寝になる。(今は戻った)

・1週間くらい走っている夢ばかり見ていた。起きるとすごく疲れていた(笑)

 

こうして思い出して書き出してみると、外傷が1番軽く、睡眠を含めた脳の疲労が1番酷かったと感じます。

この脳の疲れは200kmクラスのレースではまずならないので、短い睡眠またはあまり寝ずに数日間走った場合になるのかもしれません。

眠気がなくなっても長い距離とかレースとか走りたくないというか考えたくない感じでした。

脚や身体が走れても気持ちが乗らないというか・・・こういう超長距離レースのあとは「走る」以外の過ごし方が私には必要かも、と今回改めて思いました。

 

 

しかし本州縦断(青森〜下関)などこの辺の後遺症はどうなんでしょうね・・・考えるだけで疲れてきます(笑)

おかげでもう完全復活していますので、またマイペースで楽しく走っていきたいですね。

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2022年5月10日 (火)

2022川の道フットレース513km

昨年直前で出走を断念した「川の道フットレース」今年は無事に走ってきました。

出走権利を移行させて下さった主催者のご厚意と、今年も長時間にわたるサポート・運営に心から感謝しています。

 

過去、時系列的につらつらと書き綴ってきましたが、記憶も曖昧なところがあったりするので(笑)区間別にポイントだけを書く形式にしようと思います。

と、最初に全体的な感想を・・・

 

・3回目にして1番寒い川の道だった

・前回出た3年前からスタート・途中峠越え・ゴールが変更になった

・応援がかなり増えて以前のような雰囲気に戻ってきた

・初めて意識がなくなるような睡魔に襲われなかった!

・仮眠時は全て目覚ましなしで目が覚めるまで思い切り寝た

・寝袋使用の仮眠は予想以上に良かった

 

川の道フットレースは513km(新木場→新潟)制限時間132時間。4月30日朝9時スタート、デッドラインは5月5日夜9時。

途中3か所のレストポイントで最低2時間合計6時間は休憩を取るルール。前半は公式エイドが数カ所あるものの、後半はレストポイント以外はなし。走るのに必要なものは持っていくが、着替えや仮眠の際の寝袋(寝袋使用もルール)は預けることができる。

 

『スタート→両神荘』(〜152.9km)

・唯一晴れた区間。荒川沿いは暑かったが国道に入るとそうでもなかった。

・仲間と4人で話しながらコンビニ補給以外ほぼノンストップで走り切る。脚より笑いすぎてお腹が痛かった(笑)

・お風呂開設時間(朝5時と聞いていた)に合わせて両神荘に到着するも、11時から入浴可能と聞いてガックリする・・・

・仮眠場所は体育館だったが寝袋のおかげで意外と快適に眠れた。

 

『両神荘→小諸グランドキャッスル』(〜261.7km)

・全コース中1番アップダウンのある峠越え区間。埼玉から群馬を越えて長野に至る。

・志賀坂峠を前にしてアキレス腱に異常を感じる。テーピングとマッサージで騙し騙し進む。

・予報通りお昼から雨。結局夜まで降り続く。いつも上野村は雨だ・・・(笑)

・南牧村で数軒和菓子のお店を見つけ、柏餅を買って食べる♪雨の中気持ちが和らぐ。

・個人的にはピークがはっきりしているぶどう峠コースの時の方が好きだったかも。新コースはトンネルだらけ。

・夜中0時過ぎに小諸に到着、またしても入浴時間に合わず。仮眠部屋のお風呂でやっとシャワー。

・小諸ではさらにゆっくり仮眠。5時間くらい寝たかも。

 

『小諸グランドキャッスル→旧三箇小学校』(〜394.1km)

・魔の睡魔地獄区間(飯山〜津南)。ここをどう走れるかが大きな鍵!!今年は一度も眠くならず多少歩くものの結構走れた。

・長野の善光寺は7年に一度のご開帳。人混みを心配するも、平日通過だったためか意外とスムーズ。記念する年に参拝できてラッキー♪

・GWの人出が確実に増えたことを実感。お蕎麦屋さんも入れず、なんとかおやきは買えて堪能♪

・日が暮れる前に旧道通過できた。が、バイパス並みの通行量にびっくり。車が来なかったのは深夜だったからか・・・

・飯山では星が見えたのに野沢温泉あたりからまた雨・・・最後津南では土砂降り。

・コース上に残雪が多かった。長野より新潟の方がさらにすごく、津南はかなりの残雪。冷蔵庫のような寒さ・・・

・小諸でしっかり寝たせいか、ここではそれほど眠らなくても目が覚めた。

 

『旧三箇小学校→ゴール』(〜513km)

・スタート時は晴れていたのに2km走ったらまた雨・・・コイン精米所が役に立った。その後も降ったり止んだり。

・十日町のお祭り準備の時間帯に通過。でも開催されることにホッとする。賑わいが戻ってきていた。

・小千谷市内の和田邸の前で懐かしい和田さんに再会!また私設エイドをやりたいと語ってくれたのが嬉しかった。

・長岡のコンビニ前で長岡在住の友達にばったり!何年ぶりかの再会。新潟に入ってこんなことが続く。

・やっぱり辛いR8の直線地獄・・・夜だと風景もみんな同じに見える。長すぎて疲れた。

・エニタイムのような24時間ジムと業務スーパーとワークマンが増えたなあと思った(笑)

・大野大橋がなかなか出てこなくて(笑)悪態をつく!でもそこを過ぎてもまだ遠い・・・

・川の道岬は当然真っ暗(笑)ゴールまでの公園の道が暗くてよく見えず全歩き(笑)走れたのに。

・ゴールしたものの誰もスタッフがいなかったので(笑)勝手に計測しておいた(爆笑)

 

とりあえずあまり睡魔に襲われず、前回走れなかった区間が走れたことに満足しています。

なんと90時間21分でゴール(総合8位、女子2位)でき、3年前から12時間も早いゴールになりました。多分3年前見附大橋からのベタ歩き(40km以上)を含め相当な距離をふらふら歩いていたので、そこを走るだけでこうなったということなんだと思います。しかもレストでは自然に目覚めるまで寝ていたので、頭もスッキリしていました。

 

しかしやっぱりこの距離は長いですね・・・もう少し短い方が私には合っているのかも。川の道は体力がある人に向いてると思います(笑)

しばらくゆっくりのんびりしようと思います。

 

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