2022 JAPAN TROPHY FINAL(その3)
書くのを忘れていたけどこのレースは紙の地図は一切なし。公式サイトからデータをDLしてスマホなり時計なりに保存して使うのが普通だけど。
私も一応データは持ちつつ基本はアナログで(笑)データオンリーだとスマホに何か起こったり使えなくなるともうそれこそ遭難になりかねない(大袈裟・・・)ので、ポイント部分だけ書き出して小さな紙に書いて持ち、要所要所で確認している。まあこれがいいかどうかはわからないけど、過去急激に電池切れを起こしたスマホとかいろいろ経験しているだけにやっぱりアナログも併用しないと・・。
で、約155km地点のドロップバッグを過ぎ、コンビニも見えなくなると暗いだけでなく結構なアップダウンが始まった。
この先の記憶があまりない・・・とにかく転ばないように集中する、段差とか危ないところは全て歩く、必然的にペースダウンする、そして疲労が蓄積していき信号待ちなどで止まるとものすごい睡魔が襲ってくる。
多分下りで足元が安全そうなところは寝ながら走っていたと思う。信号待ちで立ったまま寝ていてハッと起きたことも(笑)。でもとにかく周囲が真っ暗で常にガサガサ物音がしているので、怖くて動き続けるしかない。
しかし何がガサガサいってたのかなあ・・・白っぽいイタチのような動物は何度も飛び出してきた(どうやらマングースだったよう)あと野良猫も多かった。東京では冬眠中のカエルが大合唱していた。朝3時半になるとあちこちから雄鶏の鳴き声がこだましていた・・・。ハブには遭遇しなかったみたい(苦笑)あまりに眠くて星空を見るのを忘れた。
道は見違えなかったらしく奥武島への左折も無事クリア、島への道でランナー2人とすれ違い、チェックポイントでスタッフに会えた。
で、この島を1周するのだが、深夜真っ暗な島の様子がさっぱり見えずどうやら途中で曲がるところを間違え、迷子になってしまった!
と、ここでGoogle mapの登場(笑)だいぶ時間がかかってしまったがやっと元の場所に戻ってきた。これもちゃんと見えていたら迷子にならなかったのにー!でも同じように迷ってた人が他にもいたと聞いてちょっと安心(笑)
少し目が覚めて気を取り直してゴールを目指す。あと25kmくらいかなと思っていたら「あと30kmくらい頑張ってね」と声をかけられる。
あれ??30km??まだそんなにあったのか・・・実は私は200kmだと思ってたのだけど実際は205kmくらいあったそうで(笑)去年は短かった分今年は増えたとかなんとか後で聞いたのだった。
そしてまた睡魔地獄。歩道は広いが植栽が不規則に植えられていてぶつかりそうになる!足元だけを見て走ってるから先が見えないのに。でもふと気づくともう糸満市に入っていることに気づく。
この先注意は橋の渡り方だけ。公式サイトに分かりやすく書いてあったので迷うことはなくすんなり。
しかし瀬長島から先ってこんなに遠かったっけ・・・赤嶺過ぎたら近い感じがあったけどぐるっと回ると結構な距離。そしてゴールが近くなり空が白んでくると何故か突然走れるようになりペースアップする。本当は夜明け前にゴールしたかったけどこの分じゃ夜は明けちゃうな。でも明るくなると俄然走れる。今までの疲労感はなんだったんだろう。見えないストレスから解放されるとこんなにも元気!(笑)
前方にランナーの姿が見えた(バーラさんだった)。しばしおしゃべりして先に行かせてもらった。鳥居のところにはスタッフがいて誘導してくれている。
やっとゴール!朝7時19分。遅くなってしまったけどとにかく無傷でゴールできて良かった!
昨日のあのアクシデントの時はもうダメかと思ったけど、転ぶことなくこの目でゴールできたのは本当に良かった・・・
公式にはタイム・順位共に発表されていませんが全体的にはこんな感じでした。
出走 65人
完走 50人
完走率 77%
正式距離 204.58km
主催者、スタッフの皆様、ランナー、サポートの皆様、お疲れ様でした!そしてありがとうございました。
その後に続く・・・
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