かりのみち2021(前編)
今年も仲間内で開催された「かりのみち」に参加してきました。
一応説明しておくと、2016年まで一般的な大会として開催されていた「雁坂峠越え秩父往還走142km」がなくなり、その通称「雁坂」を愛するメンバーたちがひっそりと同じコースを走っているものです。ただしゴールは変更されてさらに距離が延びていますが・・。
で、今年はさらにオプションとして途中秩父湖の二瀬ダムから三峯神社へ登り、表参道を降って本来コースに復帰するというもの。ちなみに登りは9km、下りの表参道は約4kmあります。
私は今年も甲府スタート。朝4時ですがすでに暑い・・・。そう、以前の大会は9月半ばでしたがこのイベントは毎年8月下旬。気候的には本番の時よりきついという・・・。最初は平坦ながら広瀬湖までだんだん高度を上げるダラダラ登りが続きます。あまりに暑いので山梨側最後のコンビニ(埼玉側のコンビニは確か大滝まででてこないはず)にみんな立ち寄っていて、その辺もどこに寄るべきかみんなわかってる。
2年ぶりに雁坂峠に入ると壁面からの崩落か、石がゴロゴロしていたりなんとなく荒れた感じ。おまけに8月は雨続きで川の水量が非常に多く、2年前にはしっかりした橋がかかっていた箇所もいったいどこだかわからないくらいになっていたし。ピンクリボンも途中見つからなかったりと苦労しつつなんとか渡りきり(これが4回ほど)綺麗だけど触るのも危険なトリカブトの花を見つつ、笹の綴折にゼーゼー言っているうちにやっと山頂へ。途中振り返ると富士山の頭も見えて、暑いけどお天気に恵まれたからだなあとちょっと和んだ気分に。
実はここから雁坂小屋に降りるところで脱水で全身痙攣、動けなくなった経験がある私はこういう暑い日はトラウマな感じですが、今回は手の痺れもなく無事に小屋に到着。お金を払って美味しい山の水を思い切り飲んで補給もさせていただきました。
小屋のおじさん曰く、雨ばっかりだったけどそのおかげで水は豊富で困らないとのこと。逆に冬の雪が少なくて春先は水の確保が大変だったそうです。小屋で止まり客が使ったであろう、布団や毛布を干しながら楽しく喋ってくれました。ここはたとえ軽装であっても差別することなく接してくれます。
さて問題はこの先の下り。突出コースは昨年ずっと通行止めで開通したのが今年の5月。雁坂小屋のブログによると去年崩落があったとのことで、直接は一昨年の台風とは無関係みたい。しかしどこが迂回路になったのかなあと思いつつ下る。樺小屋までは傾斜もゆるくて割と走りやすかった記憶があり・・・とはいえ今回は全部歩くことにしていたので走りませんでしたが。
で、その樺小屋の手前にその迂回路が!しかも上にグッと迂回するようになっているので下りなのに登らされる・・・。見るとだいぶ木が倒れて流されていて斜面が思い切り崩れてる。これは修復に時間がかかりそう。というか修復される日は来るのかなあ。
まあそんなこんなの峠越えも気がつけば集団でおしゃべりしながらだったのでマラニック気分♪レースだったらこんなことないよねえ・・。みんなあれこれ思い出話に花が咲いている。しかも前方からはラン仲間2人が登ってきてお出迎え。あまりに私たちが楽しそうに歩いているので、ピクニックか何かと思ってびっくりしてたらしい(笑)。
2年ぶりの突出コースも無事降りきり、ロードに出ると気持ちよく走る。でも温度計は32℃・・・ここはまだ標高が高いところなのにここで32℃とは先が思いやられる。大会の時のエイドの場所を過ぎて、栃本手前のトイレ近くにエイド。広瀬湖エイド以来。ここはいつもカレーと決まっているけど、あまりに集団でやってきたのでスタッフは大変だったみたい。
この先旧道登ったところが栃本集落。関所があったところだ。風情のあるいいところだけど、なんとここに移動カフェがいた!どうもここの雰囲気が気に入って週末にお店を出しているとのこと。地元の人がゆっくりくつろいでいた。ここを気にいるってなんか嬉しい気持ち。
この先はずっと下り基調で走りやすいところ。気づけばもう二瀬ダムの分岐に差し掛かっていた。ここで右折すると三峯神社への道、直進すると従来のコース。もう何回も従来コースは走っているので三峯神社へ寄ることにした。直進する人たちと別れていざ神社へ!時間は15時。さて寄り道して間に合うのだろうか・・・。
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