JAPAN TROPHY 24h
久しぶりの投稿です。
実は前回の「戸田・彩湖8時間耐久レース」の記事を書いた後PCの具合が悪くなりまして・・・
やっと新しいPCで書くことができます。なかなかないレースなので早く書きたかったのですが。
で、先週こんなレースに出てきました。
色々書いてありますが、つまり標高1500m以上の場所をスタートして5km 275m登って折り返しで同じルートを5km降るという・・・
それを24時間続けて走行距離を競うというものです。まあ本当は女神湖をぐるぐるだったのですがこういう状況でコースが変更になりました。
なぜかその週末直前に東京だけでなく長野も気温がぐんと上がって予報では33℃!!どうなることかと思いましたが・・・
超ウルトラでは早起きするのが普通ですが、この24時間走は正午スタートなので、前日はホテルでのんびり友達と食事して当日朝も温泉入って・・・とまるで旅行に来たかのよう(笑)。友達や知り合いが多くてとってもリラックスできました。
いざスタートしてみると気温は意外と気にならないものの(木陰が予想以上に多かった)やっぱり登って降っての勾配が地味に効いてきて、これは最後まで脚が持つかなあ・・・という感じが。何回も登ったり降りたりしているうちにすっかり道の特徴は覚えてしまいました。
折り返しには給水エイドが。ドロップバッグを預けている人もいます。ここでしばし給水しながらおしゃべりして息抜きしていきました。
19時過ぎるとさすがに暗くなってきて、街灯ひとつないコースなのでライトは必須です。でも昼間すっかりコースは覚えているので暗くても問題なし。前半12時間で100kmくらい走っていました。登りはきつくても降りでリラックスして走れるので、意外と飽きも来なくて淡々と走れていたのですが、なんだか呼吸が苦しくなってきました。呼吸というより肺が、という感じ。きつい勾配は歩いて呼吸を休め、ゆるい勾配だけ走るようにしても、どんどん苦しくなる。おかしい。どうしたんだろ。
少し長めに休憩を入れてもう1周行ってみましたが苦しくなる一方。とうとう歩いてもゼーゼーいうようになってしばらく横になって休んでみることに。夜中1時くらいは休んでる人が多くて椅子が埋まっていたくらい。まあきつい時間帯ではありますよね。
しかし15分ほど横になっても良くならないので、諦めて登りは全部歩き、降りは走る、に方向転換することにしました。
聞くところによると酸素が薄いからなるとのことで、一種の高山病。高山病なんてなったことがなかったので意外でしたけど・・・山を歩くのと走るのとでは負荷が違うのかもしれません。走ってる人が多いから登りを歩いていると本当に情けない気持ちになってきます。でも少しでも先に進む、一歩でも前に進む。復活しそうもないけどこれで残りを持たすことができれば・・。
他のランナーのハンドラーに励ましてもらいながら気持ちを奮い立たせてまたスタートする。1人だったらやめてたなあ・・・すれ違う他のランナーもきつそうに歩いたり、脚がやられて降りを走れなくなっている人も出てきて、多かれ少なかれみんな疲れてるけど頑張ってる。それを見ていたらやめようとは全く思いませんでした。
最後の方は降りも筋肉痛でスピードが出なくなり、痛みに耐えてなんとか進み、タイムアップをコース上で迎えることができました。
161kmは前半を考えると残念な記録ではありますが、色々と勉強になりました。症状が出ても走り続けて行けた人、そもそも高地での練習で慣れていた人、どこに違いがあったのか、反省とこれからの課題が見つかった気がします。
それにしても参加者はみんな強かった!!
少し前の土砂降り彩湖でだんだん人が減っていったのを見ていただけに、お天気はともかくとして最後まで走り続ける執念が全然違いました。これが強いランナーなんですよね。あとこのコースを密かに楽しんでた人が多かった(笑)。私もまたここで開催するならこの前代未聞のドMコースでやってほしいと実は思っています!
大会終わって地元のセンターで軽くアフターを楽しんでいた時、主催者がポツッと「こんなにみんな来てくれると思ってなかったなあ」と呟いているのを聞いて、ここまで来るのにどれだけ交渉と計画と苦労されたのかと・・・本当にありがたいと思いました。
こんな制限ある状況下でもやることはきちんとやってレースに備えてる人はいるもの。
そのモチベーションとしてのレースに心から感謝。ファンランもいいけどやっぱりレースもないとね。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント