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2021年7月

2021年7月26日 (月)

JAPAN TROPHY 24h

久しぶりの投稿です。

実は前回の「戸田・彩湖8時間耐久レース」の記事を書いた後PCの具合が悪くなりまして・・・

やっと新しいPCで書くことができます。なかなかないレースなので早く書きたかったのですが。

 

で、先週こんなレースに出てきました。

 

JAPAN TROPHY 24h

 

色々書いてありますが、つまり標高1500m以上の場所をスタートして5km 275m登って折り返しで同じルートを5km降るという・・・

それを24時間続けて走行距離を競うというものです。まあ本当は女神湖をぐるぐるだったのですがこういう状況でコースが変更になりました。

 

なぜかその週末直前に東京だけでなく長野も気温がぐんと上がって予報では33℃!!どうなることかと思いましたが・・・

 

超ウルトラでは早起きするのが普通ですが、この24時間走は正午スタートなので、前日はホテルでのんびり友達と食事して当日朝も温泉入って・・・とまるで旅行に来たかのよう(笑)。友達や知り合いが多くてとってもリラックスできました。

 

いざスタートしてみると気温は意外と気にならないものの(木陰が予想以上に多かった)やっぱり登って降っての勾配が地味に効いてきて、これは最後まで脚が持つかなあ・・・という感じが。何回も登ったり降りたりしているうちにすっかり道の特徴は覚えてしまいました。

折り返しには給水エイドが。ドロップバッグを預けている人もいます。ここでしばし給水しながらおしゃべりして息抜きしていきました。

 

19時過ぎるとさすがに暗くなってきて、街灯ひとつないコースなのでライトは必須です。でも昼間すっかりコースは覚えているので暗くても問題なし。前半12時間で100kmくらい走っていました。登りはきつくても降りでリラックスして走れるので、意外と飽きも来なくて淡々と走れていたのですが、なんだか呼吸が苦しくなってきました。呼吸というより肺が、という感じ。きつい勾配は歩いて呼吸を休め、ゆるい勾配だけ走るようにしても、どんどん苦しくなる。おかしい。どうしたんだろ。

 

少し長めに休憩を入れてもう1周行ってみましたが苦しくなる一方。とうとう歩いてもゼーゼーいうようになってしばらく横になって休んでみることに。夜中1時くらいは休んでる人が多くて椅子が埋まっていたくらい。まあきつい時間帯ではありますよね。

しかし15分ほど横になっても良くならないので、諦めて登りは全部歩き、降りは走る、に方向転換することにしました。

聞くところによると酸素が薄いからなるとのことで、一種の高山病。高山病なんてなったことがなかったので意外でしたけど・・・山を歩くのと走るのとでは負荷が違うのかもしれません。走ってる人が多いから登りを歩いていると本当に情けない気持ちになってきます。でも少しでも先に進む、一歩でも前に進む。復活しそうもないけどこれで残りを持たすことができれば・・。

 

 

他のランナーのハンドラーに励ましてもらいながら気持ちを奮い立たせてまたスタートする。1人だったらやめてたなあ・・・すれ違う他のランナーもきつそうに歩いたり、脚がやられて降りを走れなくなっている人も出てきて、多かれ少なかれみんな疲れてるけど頑張ってる。それを見ていたらやめようとは全く思いませんでした。

 

 

最後の方は降りも筋肉痛でスピードが出なくなり、痛みに耐えてなんとか進み、タイムアップをコース上で迎えることができました。

161kmは前半を考えると残念な記録ではありますが、色々と勉強になりました。症状が出ても走り続けて行けた人、そもそも高地での練習で慣れていた人、どこに違いがあったのか、反省とこれからの課題が見つかった気がします。

 

 

それにしても参加者はみんな強かった!!

少し前の土砂降り彩湖でだんだん人が減っていったのを見ていただけに、お天気はともかくとして最後まで走り続ける執念が全然違いました。これが強いランナーなんですよね。あとこのコースを密かに楽しんでた人が多かった(笑)。私もまたここで開催するならこの前代未聞のドMコースでやってほしいと実は思っています!

 

 

大会終わって地元のセンターで軽くアフターを楽しんでいた時、主催者がポツッと「こんなにみんな来てくれると思ってなかったなあ」と呟いているのを聞いて、ここまで来るのにどれだけ交渉と計画と苦労されたのかと・・・本当にありがたいと思いました。

こんな制限ある状況下でもやることはきちんとやってレースに備えてる人はいるもの。

そのモチベーションとしてのレースに心から感謝。ファンランもいいけどやっぱりレースもないとね。

 

 

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8時間耐久レースin戸田・彩湖2021

本当に久しぶりにレースを走ってきました。

3月の小江戸大江戸以来ですね。行けなかったり中止になったりだったので。

 

この通称「8耐」は以前は航空公園で前日の5km・フルと合わせて3種目耐久レースとして開催されていました。

そのころは参加していたのですが、前週に鳥の旅215kmを走るようになるとダメージが大きくてボラにまわるようになりました。

でも今年2大会も返金があり、少しでもSAJに還元できたらなあとエントリーしてみたというわけ。

当日は朝からざんざん降りにもかかわらず多くのランナーが集まりました。

まあ雨くらいで中止になる大会じゃないし、参加者も雨でやめるような人はほぼいないはず(笑)

 

1周約5kmを8時間ぐるぐる、エイドは2か所。1周の間にアップダウンが3か所あって、それが地味にきつくなってきます。

短い距離のぐるぐるだと精神的にきついけど、この周回はくねくねしてるし変化があって意外と飽きず。おまけに周りのランナーを見てると全然退屈するどころじゃないです。

 

 

荷物も持たず背負わず地図も見ないレースは久しぶり(笑)ただ走ればいいというのは練習よりも楽かもしれません。

ただ信号がないからエイド以外休憩はできないけど・・・。

あまり時間走は出ないのですが、それはどちらかというと時間やペースで走るより距離や場所を軸に走ることに慣れているからだと思います。

ガチなフル以外はまずペースを確認することはないので、今回もいつものジョグよりゆっくりめで無理ないペースを見つけたらそのままただ走ります。

ただ1周が長いことを考えると最後の周回は何時だったら行けるかを考えないと。残り2時間くらいになるとその辺を計算し始めます。

 

 

今回は午後はマシになったとはいえずっと雨で、気温はそれほどでもないけど湿度が高く、意外と給水してました。

雨でもぬれてるのに汗でもぬれるという(笑)でも晴れるよりはずっといいです。

 

 

走ってるうちにどんどん人が少なくなってきます。でも去年8月の時より走ってる人は多い。

最後の1周あたりになると周囲のランナーのペースがどんどん上がっていくのがわかります。間に合うかじゃなくて少しでもタイムも上げることを考えてるんですよね、もちろん。

 

 

15分前にフィニッシュ。驚いたことに記録証をもらう長蛇の列ができています。

いかにみんな最後まで走ってたかですよね。素晴らしい。ちょっとこの光景に感動しました。

ぐるぐるは何回も抜かれたり抜いたり並走したりのランナーがいるので、待っている間にもあの人いたなあとかこの人速かったなあとか、もうすっかり知り合い気分(笑)

超ウルトラもいいけど、こういうしっかり走り切るウルトラもいいなあ・・・時間走はまだ苦手意識ありますが(笑)

 

 

もう書く必要もないほど感染対策はしっかり、そしてもう当たり前になってきました。

去年はまだ緊張感と違和感が結構あったりしたけど、もう今年は無意識にやってます。もうニュースタンダード。

不必要におびえず、だからといって奢ったりなめたりもせず、オトナが主催してオトナが参加するレースがもはや主流。

なんだかとてもすっきりした気持ちで会場を後にしました。

 

 

この大会とは無関係ですが、今年開催予定の「トランスジャパン・アルプスレース」(TJAR)の応募規定や選考会内容を見て、とあるランナーが今時地図読みなんて時代錯誤だと鼻で笑っていたと聞きました。GPSで十分じゃないかと。

そういう基本的なことをおろそかにする人はどこかで奢り高ぶっている。そう感じました。

山じゃなくても基本を軽視する人はどこかで痛い目に遭う。こんな人は大会の感染対策も鼻で笑うんでしょうか。

私は逆に今時そんなことをいう人がいるのかと驚きましたが。

 

 

まあそれはさておき、たくさんの友達に会えたのは本当に楽しかったです。ワンウェイだったら何回も会うなんてないしね。

ニュースタンダードでもまた大会が少しでも増えていきますように。

 

 

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