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2020年9月

2020年9月28日 (月)

2020うつくしま、ふくしま。127km(~まねきの湯)

背炙山レストハウスはまだ山頂ではないのでもう少し上ってそこからは一気に下り。ぶつかったら右折してひたすら山間の何もない道を行く。

背炙山はひとつのピークと思われがちだけど、私はここからがいろいろな意味できついところだと思う。補給場所もなく同じ風景が続きながら峠越えが2回あってトンネルは3つ。いったいどこを走っているのか暗いせいもあってわからなくなってくるところ。

 

なので今回は事前にここだけは予習してきた。暗い上に目印になるものがあまりないので、大きな集落が出てきたら次はトンネル、2つ集落が出てきたらそろそろ左折する道に出る、など。集落には自販機があるところと何もないところとある。コンビニは東北自動車道を過ぎたあと7kmというところまではない。

 

 

頭の中で復習しながら暗い夜道を走っていたら気持ちが散漫になっていたのだろう、荒れた歩道にひっかかって思い切りダイブ!!見事なヘッドスライディング・・・やってしまったー。ショックでしばらく立ち上がれなかったが打ったのが左手のひらと右膝、右膝はとりあえず流血はなくでも青く腫れている感じ。しばらく歩いてみたら大丈夫そうだったのでそろそろと走り出す。スピードが出てなかったのが幸いかも。少し行った自販機で温かいカフェオレを買って一息つく。

 

 

細い道を左折するとあとは猪苗代湖を目指すのみ。でもここも途中ぐぐっと上るところがある。本当このコースは地図にない細かいアップダウンが本当に多い。突き当りを右折する前に左手にあるトイレに寄る。ここで行かないとゴールまで行くことはないから。しばらく道なりにいってCP5舟津公園駐車場(98.4km)到着。午前1時51分。当然真っ暗。スタッフのジューシーたちは寒そうだ・・・こっちは半そでで汗かいてるけど(笑)ダウンがほしいくらいだと言ってた。しばし腹ごしらえ。たっつあん家の豆乳スープがすごくおいしかった!!前のランナーが30分前に通過したということでこのあたりはポツポツしかランナー来ないよね・・・お世話になりました。

 

 

ここからしばらく行って集落を過ぎるとまた漆黒の闇・・・三森トンネルまで峠越えが続く。ここまでも長いんだなあ・・・何も見えないしでもダンプカーをはじめ大型車は結構通るのでぼーっとはしていられない。と、前のほう、いや谷のほうから大音響の音楽が聞こえてくる・・暴走族??いったいどこから聞こえてくるのか・・・どんどん近づいていくんだけど。

山の中に響き渡るものすごい音!時々ある自販機脇の駐車スペースに改造車が2台、音楽を流している。耳をふさぎたくなるくらいの音量!しかも数名車の外に出て騒いでいる。この前を1人で通過するのか・・・なるべく目を向けないようにそしてペースアップして通り過ぎる。上りなのに!後ろからも大音響がついてくるようにこだまして恐怖で走る走る!やっと目の前にトンネルが出てきて心底ほっとする。

 

 

このトンネルは歩道がやたら広く、しかも入るともう下りなので楽に走れる。車は追ってこない・・・よかったー。のんびり行くはずの峠を必死に走る羽目になってちょっと疲れた・・でもあとひとつトンネル越えたら下りだ!

ループ状の下りは真っ暗な中を工事であちこち狭くなっていて違う意味で怖かった。明るくなってたらなんてこともないんだろうけど・・。いったいどこまで下ったのかと思っていたら休石の駐車場に臨時エイドが出ていた。あー、よかったー。今年は私設エイドがないからと公式エイドがここにも来てくれた。まだここから20kmはあるのでありがたいー。しっかり給水して残りがんばる!

 

 

この残り20kmも実は長い・・・・次の目印は東北自動車道だが10km以上先にある。この先も暗くて道の状態がよくないので、またひっかからないようにしなければ。しかし夜中は赤信号がなく(黄色の点滅)信号待ちでの休憩ができない(笑)時々給水で歩く以外はひたすら走り続ける。

あ、高速の高架が見えてきた!その先しばらく行くとファミマがあるが今年もスルー。とその先の交差点でこれまた久々にランナーに会う。なんと、前日スタートで一緒だったMさんだ(笑)ファミマに寄っていたらしい。ここからゴールまで一緒に行くことにする。残り7kmしかないけど(笑)

 

 

ここからも長いけど2人で走っていると多少短く感じる。ただ暗すぎて街中に入っても様子がさっぱりわからない(笑)誰も歩いてないし静かすぎる。やっと駅に近づいて朝くぐったトンネルが見えてきた。ゴールのまねきの湯に朝5時25分に到着!やっと夜が明けてきた。お疲れさまでした。

 

 

 

 

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2020年9月26日 (土)

2020うつくしま、ふくしま。127km(~背炙山)

東北シール工場の角を曲がるとしばらく道なり。去年はここ4人で抜きつ抜かれつ走ってたところ。1人だと何もないだけに飽きる・・。

次の目印は右手に出てくるセブンイレブン。コンビニくらいしか目印にするものがない。だって真っ暗なんだもの(笑)

セブンは出てきたが寄らずにスルー。気温は低いけど相変わらず湿度が高くて結構じめじめしている。なので水分を少しずつ取りつつ走る。

左手に道の駅ばんだいが出てきたら要注意。もうすぐ左折するところが出てくる。ここ忘れると大変・・・喜多方に行ってしまう。

 

 

無事左折して64号に入る。なぜかここはとっても見覚えがある景色だ。意識がはっきりしてると覚えてるのかな(笑)突き当りを右折して本当に道なりに会津に向かう。下り基調だけど結構な距離はある。途中目の前に会津の町の灯りが見えてくる。ああそうだ、これ去年も見たなあ・・。

淡々と走っていると歩道の脇に光るペットボトルがある。そしてすぐ上に何かボードが。ランナーに向けたメッセージだった。進むと次々出てくる。誰だろう??こんな粋なことをしてくれたのは・・・・とその先にご本人が立って応援してくれていた。地元の女性。去年は私設エイドを出したけど、私設自粛と聞いてメッセージで応援にきてくれたそう。

「エイドはお出しできないんですけど少しでも応援になればと思って」

気持ちがすごーくうれしくて、何度も頭を下げてしばしおしゃべりした。こちらこそ来てくださっただけでうれしいしありがたい。お互い様の気持ちがつながったような気がした。

 

元気をもらってCPの会津若松駅に向かう。去年とは道が異なっているのでこれも注意。CP3会津若松駅(61.8km)到着。確か21時少し前かな。スタッフに五島さんがいて顔を見てほっとする。今年も長時間お世話になりました。

 

駅前を右折して121号に入るとしばらくして久しぶりにほかのランナーに会う。男女1組。一緒に走っているようでしばらくすると沿道のセブンイレブンに入っていった。あれ?こんなところにセブンあったっけ??この通りのアーケードでは日中オータムフェスティバルなるものをやっていたようで、21時に終了したテントの撤収をしていた。去年はここも誰もいなくて静まり返っていたけど(もっとも時間が1時間半ほど遅かった)今年は結構若者が歩いてる。

その撤収をしていた人たちに「どこまで行くんですか?」と興味津々で聞かれ、郡山までと答えるとドン引きしてた(笑)まあまさかこの先あの峠を越えるとは思ってないだろうな・・・言わなかったけど(笑)

 

 

左折し東山温泉方面に向かう。セブンイレブンに寄ろうかと思ったけど、飲み物も食べ物(ナッツとかキャンディ)もあるのでそのまま進む。

いよいよ漆黒の闇の背炙山越えだ。

この峠・・・去年の記憶がほぼない(笑)走れなくて歩くとものすごい睡魔でやぶに突っ込んだり側溝に落ちたり。今年は睡魔も何もなくしっかり道を見ようと元気に歩き出した。

ん??なんかここ平ら。全然登りじゃないし。本当はここは歩いて体力温存してその先がんばろうと思っていたのだけど普通に走れるし。しかも下りもあったりする(!)ただケモノ系の出没が怖いところなので、全身で注意を払わないと・・・。

でもふっと脇を見ると今までいた会津の町の灯りがここからも見える。こんな景色があったんだ。頭がしっかりしててよかった(笑)

 

と、後ろから何やら音楽が。さっき会った2人が音楽を鳴らしながら走ってきた。熊除けかー。ありがたや。さくっと抜かれたけどこの峠にほかに誰かいるとわかっただけで精神的にほっとする。でも今年は全く気配も物音もしなかった。それにしても登ってるのにちっとも涼しくならない。無風だし走ると汗をかくくらい。汗かいたら歩いて冷ましてまた走る。そうこうしているうちにCPのレストハウスに上る道が出てきた。

 

CP4背炙山レストハウス(76.2km)22時55分着。0時くらいに着くかなと思っていたので1時間ほど速い。予定外に走ったからだな。でも個人的にはオクムのほうがずっときつい。峠は歩くもの、と勝手に決めつけたことを反省。

レストハウスに入ると先行していた2人が休憩していた。ここでやっと久しぶりに温かい食べ物がいただけた。カレーに豚汁。梨もおいしかった!前半快走してそのまま後半スタッフのHさんの姿も。すごいなあ、ありがたいなあ。今年は寝ることなく(笑)元気にスタート。

 

 

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2020年9月25日 (金)

2020うつくしま、ふくしま。127km(~翁島駅)

この後半のコース、去年も走ったとはいえだいぶ状況が違う。

後半だけだから脚も身体もフレッシュな状態だし、ピーカンに晴れて暑かった去年とは正反対のどんより曇り空。時間帯も違う。去年は確か朝10時半くらいにたった1人で再スタートだったけど、今年は14時に結構な人数でスタートしてる。

 

 

日陰を探してゆっくり走ってたのと違って今年は速い!!まあここからスタートだからそうなるか・・。あっという間に右折して49号に入る。

信号待ちとかで多少バラバラになるも脇道199号に入っても結構な人数が周辺に。しかしここ暑くて暑くてほぼ歩いていたのに・・。気温でこうも違うのか!!今年も去年みたいな暑さだったらこのペースじゃ夜につぶれてたな(笑)。磐梯熱海に近づく頃後ろから軽快にのぶさんがやってきた。招待選手は先頭からスタートできるのだが、のぶさんは後ろのほうからスタートしていろんなランナーとおしゃべりしながら走っていく。久しぶりにしゃべりながら走ってたらペースがどんどん上がってた(汗)。で、CP1ケヤキの森足湯(18.9km)に到着。16時前だったと思う。地下道や信号待ちを考えるとキロ5分台後半くらいで走ってたのかな。ここは軽く給水とナッツの袋をいただいてまたスタート。ここからわりとばらけていく。この先にコンビニがあってトイレに寄る人が多いから。

 

 

そういえば、今年の磐梯熱海は観光客が多かった気がする。去年は大丈夫かなあと思うくらい静かだったのに。旅館への送迎バスにもたくさん人が乗っていて、GO TOなんとかのおかげじゃないかと感じる。

そして地元の人も結構歩いていて声援を受けたり質問されたりする(笑)。行きかう車からは子供たちから「がんばってー!!」の声がかかる。懐かしいなあ・・・こういうの。すっかり忘れてた。ちょっと以前が戻ってきた感じがした。

 

 

実はこの先の道の記憶がほとんどなかった(笑)というのも本当に去年は暑すぎて頭から水かぶってコンビニで買った氷を首にあてて歩くのがやっとだったから。今年普通に走ってみたらなんと延々と登りじゃない、ここ。(ま、中山峠なので登りは当たり前・・)

走っても走っても登り。中山トンネルが出てこない!やっと出てくるころには周囲に人はいなくなって早くも単独走・・・。

その先の短いトンネル脇の遊歩道を抜けると磐梯山が見えてくる。ああ、去年もここで写真撮ったなあ・・。今年は夕方だけど晴れてきて意外ときれいな1枚が撮れた。

もう少し行くと志田浜。ここもなんだか妙に盛り上がっていて、グランピングをやっていたよう。ライトアップもされていて車もたくさん駐車していた。ここもこんなに人がいるんだ、初めて見る光景だなあ・・。こういうところでのんびり泊まってみるのもいいなあなんて思ったりして。

 

 

 

志田浜のセブンで休憩することにした。後半コースはコンビニを使わないとトイレが少ないので仕方ない。アイスを食べるような気温じゃなかったので、ジュースとレモンティで休憩。

そうこうしているうちに暗くなってきて猪苗代町が街灯がほとんどなく真っ暗なことに驚く。まだ18時にもなってないのになあ・・・。目印の野口英世記念館の建物が見えてちょっとほっとする。もう少し行ったら右折。CP2翁島駅(43.3km)18時39分。去年より30分ほど遅いか。まあスタートは3時間半遅いからね(笑)

 

 

 

ここは無人駅。ちょうど郡山行きの電車が到着したところだった。ここはリタイアには格好の場所(笑)。今年は眠くないのでしばしうどんをいただいて休憩。マイボトルにお茶も補充してもらう。さて会津まであと20kmほど。本格的な夜がやってきた。

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2020年9月24日 (木)

2020うつくしま、ふくしま。127km(プロローグ)

去年の今頃は母の看護で気が休まらない日々を送っていました。

そんな中やっと参加できたのが「うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン」。年内この後の大会にはほぼ出られなくなったことを考えると貴重な参加でした。まさか1年後がこんな状況になるとは、もちろん夢にも思わなかったですが・・。

 

今年の大会は3週間前切って決定したと思います。人数制限、規模縮小のために南相馬から郡山までのフルは今回はなし、南相馬~福島~二本松~本宮~郡山の前半123kmと郡山~猪苗代~会津若松~郡山の後半127kmと2つに分けての開催。通過するすべての自治体から許可をいただいての開催となりました。

 

確かに地元自治体の許可はいただいている。ただ心理的に首都圏からランナーが行って走るのはどうなんだろう。

結構悩み、考えました。特に東京の人は福島に限らずどこに行くにも感染者扱いされているのはすごく感じていたので。

お店や施設によっては「首都圏からの客お断り」と書かれていたり、宿を予約しようとして断られたという話も聞いていました。

 

 

しかし主催する側の強い意志と徹底的な対策を知るにつれ、これだけ対策して前に進まないという手はないだろう。そして8月に彩湖のレースで実際に感染対策を見て、さらに進化していると信じ参加することにしました。

 

 

当日、スタート地点の郡山駅近くの「まねきの湯」には久しぶりに会うランナーたちでいっぱいでした。

FBなどSNS で近況は知っているものの、実際に会うのは違いますね。スタッフの中にも会いたかった人たちがいっぱい!リアルに会う大切さをしみじみと感じた瞬間でした。

 

 

受付から感染対策は徹底されていました。私の記憶が正しければこんな感じ・・・

・受付前に手の消毒、検温。体調のチェック表を提出。

・スタート前の説明会は外でソーシャルディスタンスを保つ。

・競技中・飲食以外はマスク着用(スタッフは常時着用)。途中コンビニなどに寄る時はマスク着用。

・スタートは2名ずつのウェーブ。

・エイドに近づく前に手を消毒、マイカップはランナー本人以外は触らない。

・食べ物はスタッフに言って取ってもらう。スタッフはマスク・手袋着用、トング使用。食べ物には透明ビニールがかけられている。

・ゴミは少し離れたところでランナー自身が分別をして捨てる。

・計測はゼッケンについたQRコードをスタッフが読み取る。

・ハイタッチはしない。ゴールテープも触らない。

 

走ってる時も距離を取って、ですがもともと両方合わせて300人くらいなので(私が出た後半は136名)集団になることもありませんでした。

ランナーよりもスタッフのほうが神経使って大変だったかと思います。でも実際は対策取りながらも終始にこやかな感じで、慣れの問題くらいかなと感じました。

 

 

説明会も終わりいよいよスタート。前半を走り終えた友達ランナーたちが結構残ってくれていて、久しぶりの再会がとっても嬉しかったです。

私は以前みちのく津軽でご一緒したウルトラランナーMさんと一緒にスタート。

心配されていた雨の心配もなさそう、曇りで猛暑だった昨年とは全然違う走りやすそうな天候。

14時スタートしました♪

 

 

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2020年9月15日 (火)

今後のマラソン大会って

ようやく猛暑が去り走りやすくなってきました。このまますんなり涼しくなるとは思えませんが、もう34℃とか35℃とかはないだろうな(笑)

子供のころの東京の夏はこんなに暑くなかった・・・なにしろクーラーなんてなかったし必要なかった。気づいたら毎年夏はこんな気温が当たり前になってしまって、この先本当にどうなるんだろう・・。

 

 

相変わらずほぼ在宅勤務のため、自宅で冷房なしで過ごしていましたが午後になるとあまりの暑さにぼーっとしてくることも。でも例年の外で汗だく、中で冷房で冷えるの無限ループがなかったからか体調はいいです。汗冷えがやっぱり一番身体に堪えますね。

 

 

ところで年内の大会は一部を除いて中止または延期またはオンライン(笑)になり、来年の大会の様子もぼちぼち見えてきました。

早々に中止宣言するものもあるし、大幅に規模や内容を変更して開催に向けてスタートしているものも。

その中で予想していたけれどショックだったのが今年12月開催予定の「福岡国際マラソン」。男子のみのびわ湖に次ぐエリートレース。

その参加基準が

・フル:2時間25分以内(上位80名)

・ハーフ:1時間4分以内(上位10名)

というびっくりもの!!!今までのびわ湖より厳しい・・・しかも招待選手覗いてマックス90名を上からタイム順って、基準タイムをクリアしていても出場できるとは限らない・・。同じ12月の防府が厳しくなっていたのでまあ絞るとは思っていましたが、国際レースだけあってもちろん地元枠なんてものもなし。

大阪国際女子はどうなるんでしょうね・・。一気にサブスリーとか??すでに名古屋ウィメンズのエリートやなくなってしまったさいたま国際の女子エリート基準がサブスリーだったからありえなくもないか。

 

 

 

私が毎年唯一出ているフル、別府大分毎日マラソンは今月中に要綱を出すということですが、福岡国際と防府の中間あたりか・・・カテゴリー1(フル2時間30分以内)と招待選手とかになるのかなあ。国際じゃないから地元枠もあるのか。まあいずれにしても私はお呼びでないということですね。

一般ランナー向けのマイカップ持参の湘南国際や定員半分にしてエントリーフィーが破格の26000円(手数料別途1200円)になった名古屋ウィメンズも前向き開催予定らしいですが、どちらもご縁はないので(笑)もしかしたらもう私のフル人生は終了かもしれないですね・・。チーン。

 

 

 

この先の大都市マラソンも同じような傾向になるのかも・・・人数を減らせば当然収入は減るしそれより大きいのがスポンサーが降りて協賛金がなくなること。実際名古屋ウィメンズは第1回からのメインスポンサー、メナードの名前がなくなってました!あれは大きいだろうなあ・・。企業によってはスポンサーする余裕などないでしょうし、結構大きな問題のような気がします。

 

 

 

あんなに町おこしだ観光客誘致だと次々生まれたマラソン大会も知らないうちに消えていくでしょうね・・・でもランナーの間ではそういうものに頼らない独自の大会も生まれているし、おもしろいレースもひそかに開催されているんですよね。

私も小規模な大会やほぼ仲間内のランイベントで今までの大会と変わらない楽しさを味わっています。公道使ったタイムを競うものは難しくても、そうではない、むしろそれを超えたものはアイディア次第でいくらでもできるんです。

モチベーションをなくすのも、違う楽しみを見つけるのもその人次第。ランだけに限らずいろいろなことに当てはまる気がします。

 

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2020年9月 3日 (木)

知る人ぞ知る奥武蔵

戸田・彩湖ウルトラから1週間後、SAJ舘山代表企画の女子オンリー奥武蔵トレイルに行ってきました。

参加していたのは女性ばかり20数名。遠くは新潟から来た人も!もちろん大会でもなんでもなく、知る人ぞ知る奥武蔵の隠れたトレイルをのんびり行きましょうというもの。そしてよく大会のエイドでふるまわれる「まことちゃんカレー」をラン後にごちそうに♪こちらは前日からスタッフ含め3名の方が仕込んでくれていました。泊まり込んでまでありがとうございます!

 

 

SAJの事務所は埼玉県は毛呂山町にあります。JR毛呂駅から歩くこと30分弱、途中あのオクムのコースを歩いていることに気づき。

そうか、あのゴルフ場の登りの手前左折せずに直進したら事務所だったんだ。

それにしても朝だというのに駅から歩いただけで汗だく・・・先週より暑い気がするなあ・・・。

 

 

舘山さんに先導してもらって進むコースは人もほとんどいない静かなトレイル。地元の人が水を汲みにわざわざくるという水場とか、滝も大小ふくめて3つ巡り全身ドボンに滝に打たれて生き返ったり。舘山さんは国内外の山を踏破しているだけあって、山の知識がすごく時折地形などの説明が入ります。私もいろんな話をさせていただきました。普段大会だとゆっくり話せないことも山の中だと話せるものですね。あ、話せるくらいの強度だったということですけど(笑)

 

 

 

静かなトレイルでそう荒れてもなかったけれど、やっぱりここを大勢で長時間通ったら荒れるのかも・・と思うことはありました。

地盤とか地質とかでも違うんでしょうが、やはり例年起こる大雨に台風、長雨や高温の影響は大きいらしく、いつまでこの状態が保てるのだろうか・・・そんなことを思いつつなるべく地面は優しく踏みたいと思ったり。

先日石川弘樹さんが「山は人が入らなくても荒れるし入りすぎても荒れる」みたいなことを投稿しつつ、日々山の整備をしている様子を上げていましたが、この自粛期間で山はどっちに向かっているのか。でもこの先もう大勢の人で踏み荒らしてしまうのはどうなんだろうか・・・そんなことを思いつつ、走ったり歩いたり。でも気持ちいいけどもう走らなくてもいいかな。

 

 

 

途中寄った鎌北湖は工事中で水を全部抜いて来年の1月まで全く違う姿をさらしていたり、グリーンラインはやっと路面工事がぼちぼち進み始めていたり、この2020年は奥武蔵にとっても変化の1年かもしれません。

それにしても午後の事務所へのロードは猛烈に暑く(39℃!!)もし今年オクムが開催されていたら・・・またすごいことになってただろうなあ(笑)

 

 

帰宅してふと「人が少なくてよかった」と条件反射のように感じてしまったことが悲しかった・・。

本当は山でも林道でも人に会えたらうれしいものなのに。人に会わないことをいいと思ってしまう状況が悲しかった。

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2020年9月 2日 (水)

戸田・彩湖ウルトラマラソン2020夏

なかなか更新できないうちに9月になってしまいました・・。

近況はまた今度ということで、まずは8月の戸田・彩湖ウルトラマラソンのことを。

 

約4.9kmを13周、3人ずつのウェーブでスタートします。

私は初めて参加の友達にコースを説明しつつのんびり1周。まわりが速くてがんがん抜かれます。今は曇っていて太陽が出て暑くなる前に距離を稼いでおこうという作戦の人が多いらしい。

もともとそんなにスピードが出ない私はとりあえずマイペースで。ここ彩湖は自販機もないし、1人で走ると2周も走るとやめたくなる場所(笑)

そこに2か所もエイドがあるんだから大会はいいなあ。

 

 

同じ方向にぐるぐるしているので、誰が誰だかよくわからず・・。オクムはすれ違いがあっていいんだけどね。

そのうち晴れてきてどんどん日陰がなくなっていく・・・ちょっとした陰のところを走るけれどたいした効果はなく。

今回経口補水パウダーを8個持ってきて、2周に1回飲もうと思っていました。1周ごとだと取りすぎかな。消費していく数を見れば周回数もわかるというわけで。市販のスポドリは糖分が多くてかなり甘く感じます。このパウダーだとしっかり塩分やミネラルが取れる感じ。今年の夏の猛暑に愛用しています。

 

 

ひたすらひたすらぐるぐる・・・でも意外と飽きない。時間とともに変わっていく影(短くなったり午後になると長くなってきたり)ふと気づくとかなり走ってる人が減ってきたり、逆走応援ランの人に会ったり。

最初からエイドで頭に水をかけてもらっていましたが、やっぱりこれがすごく効いた!!首の後ろと前頭部と2回かけてもらうのがよかったです。あとエイドで途中からもらえるようになった氷!!ビニールに入った氷は身体中冷やしたり溶けたものは飲んだり、この2つがなかったら最後まで走れなかっただろうなあ・・。

 

 

彩湖や航空公園でやっていた夏の時間走では、かき氷が名物で行列ができるくらいだったけど、今回はエイドで提供するものは個別包装のみということで袋に入ったアイスキャンディがふるまわれ♪日陰で食べていると走ってる間に会えなかった人に会えたり。ここでリフレッシュするとなぜか次の周回に出ていけるんですよね。

 

 

エイドではほかに冷たいお味噌汁やそうめんもおいしかったです。ということは相当塩分が不足していたわけで。こういうものを食べてしっかり走れるのは大会ならでは!1人で適当に補給して走ってる日常より、ずっと気持ちよく走れたのは適切な補給があったからこそかも。

 

 

 

それになによりスタッフにも一緒に走るランナーにも友達や知り合いが多く、しかもこっそり応援に来てくれていた人も多くて、久しぶりに会えて走って話せたことが本当に楽しかった。人っていいなと思ったし、時間を共有する大切さもしみじみ感じたし。

 

 

こういう状況下での開催や集まりをどう感じるのかは人によって違うけれど、やるべきことをやった上での大会開催は未来につながると心から思いました。

あらゆる工夫を凝らして開催してくださったSAJの皆さん、許可を出してくださった彩湖・道満パークの方々、ありがとうございました。

 

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