2020うつくしま、ふくしま。127km(~まねきの湯)
背炙山レストハウスはまだ山頂ではないのでもう少し上ってそこからは一気に下り。ぶつかったら右折してひたすら山間の何もない道を行く。
背炙山はひとつのピークと思われがちだけど、私はここからがいろいろな意味できついところだと思う。補給場所もなく同じ風景が続きながら峠越えが2回あってトンネルは3つ。いったいどこを走っているのか暗いせいもあってわからなくなってくるところ。
なので今回は事前にここだけは予習してきた。暗い上に目印になるものがあまりないので、大きな集落が出てきたら次はトンネル、2つ集落が出てきたらそろそろ左折する道に出る、など。集落には自販機があるところと何もないところとある。コンビニは東北自動車道を過ぎたあと7kmというところまではない。
頭の中で復習しながら暗い夜道を走っていたら気持ちが散漫になっていたのだろう、荒れた歩道にひっかかって思い切りダイブ!!見事なヘッドスライディング・・・やってしまったー。ショックでしばらく立ち上がれなかったが打ったのが左手のひらと右膝、右膝はとりあえず流血はなくでも青く腫れている感じ。しばらく歩いてみたら大丈夫そうだったのでそろそろと走り出す。スピードが出てなかったのが幸いかも。少し行った自販機で温かいカフェオレを買って一息つく。
細い道を左折するとあとは猪苗代湖を目指すのみ。でもここも途中ぐぐっと上るところがある。本当このコースは地図にない細かいアップダウンが本当に多い。突き当りを右折する前に左手にあるトイレに寄る。ここで行かないとゴールまで行くことはないから。しばらく道なりにいってCP5舟津公園駐車場(98.4km)到着。午前1時51分。当然真っ暗。スタッフのジューシーたちは寒そうだ・・・こっちは半そでで汗かいてるけど(笑)ダウンがほしいくらいだと言ってた。しばし腹ごしらえ。たっつあん家の豆乳スープがすごくおいしかった!!前のランナーが30分前に通過したということでこのあたりはポツポツしかランナー来ないよね・・・お世話になりました。
ここからしばらく行って集落を過ぎるとまた漆黒の闇・・・三森トンネルまで峠越えが続く。ここまでも長いんだなあ・・・何も見えないしでもダンプカーをはじめ大型車は結構通るのでぼーっとはしていられない。と、前のほう、いや谷のほうから大音響の音楽が聞こえてくる・・暴走族??いったいどこから聞こえてくるのか・・・どんどん近づいていくんだけど。
山の中に響き渡るものすごい音!時々ある自販機脇の駐車スペースに改造車が2台、音楽を流している。耳をふさぎたくなるくらいの音量!しかも数名車の外に出て騒いでいる。この前を1人で通過するのか・・・なるべく目を向けないようにそしてペースアップして通り過ぎる。上りなのに!後ろからも大音響がついてくるようにこだまして恐怖で走る走る!やっと目の前にトンネルが出てきて心底ほっとする。
このトンネルは歩道がやたら広く、しかも入るともう下りなので楽に走れる。車は追ってこない・・・よかったー。のんびり行くはずの峠を必死に走る羽目になってちょっと疲れた・・でもあとひとつトンネル越えたら下りだ!
ループ状の下りは真っ暗な中を工事であちこち狭くなっていて違う意味で怖かった。明るくなってたらなんてこともないんだろうけど・・。いったいどこまで下ったのかと思っていたら休石の駐車場に臨時エイドが出ていた。あー、よかったー。今年は私設エイドがないからと公式エイドがここにも来てくれた。まだここから20kmはあるのでありがたいー。しっかり給水して残りがんばる!
この残り20kmも実は長い・・・・次の目印は東北自動車道だが10km以上先にある。この先も暗くて道の状態がよくないので、またひっかからないようにしなければ。しかし夜中は赤信号がなく(黄色の点滅)信号待ちでの休憩ができない(笑)時々給水で歩く以外はひたすら走り続ける。
あ、高速の高架が見えてきた!その先しばらく行くとファミマがあるが今年もスルー。とその先の交差点でこれまた久々にランナーに会う。なんと、前日スタートで一緒だったMさんだ(笑)ファミマに寄っていたらしい。ここからゴールまで一緒に行くことにする。残り7kmしかないけど(笑)
ここからも長いけど2人で走っていると多少短く感じる。ただ暗すぎて街中に入っても様子がさっぱりわからない(笑)誰も歩いてないし静かすぎる。やっと駅に近づいて朝くぐったトンネルが見えてきた。ゴールのまねきの湯に朝5時25分に到着!やっと夜が明けてきた。お疲れさまでした。
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