2019さくら道国際ネイチャーラン
さくら道国際ネイチャーランから1週間たってしまいました。
今年もおかげさまで無事完走できました。33時間38分でした。
去年より18分遅かったけど、それとは関係なく充実感は今年のほうが勝っています。いろいろと考え感じたことが多かったからかもしれません。
明日から川の道514キロに行ってしまうこともあって、今年は総括版として書こうと思います。
去年の猛暑とは違ってわりと普通の天候になった今年。私は今年も暑いと感じましたが周囲のペースはすごく速く、昨年同ペースで走っていても後ろから数えたほうが早かったり(今年はスタート組が遅かったというのもありますが)。
前半は前半で久しぶりに参加したベテランランナーと並走させてもらったり、エイドで知り合いに会えたり。
ただ残念だったのは御年98歳の本田よのおばあちゃんに会えなかったこと。おばあちゃんは毎年郡上大和のエイドで応援してくれるのですが、さすがに高齢ということもあって早めに帰宅したとのこと。来年は来ないというので本当に残念です・・。
第2CPの白鳥の少し前あたりからMちゃんと一緒に走っていましたが、進むにつれ昼間の暑さでやられたランナーに遭遇するようになります。ひるがのの先のエイドで胃腸の不調から休んでいたIくんと遭遇、そこから一緒に行くことにします。
これが進むにつれてどんどん人が増えて大人数になっていったのでした。
今年はネイチャーランナーで参加していない人のボランティアスタッフがかつてないくらい多く、各エイドで手厚いサポートをしてくれました。また本部車からも応援が多くてそんな中で走れる喜びをひしひしと感じるとともに、しっかりゴールまで行かないと、と思うくらいでした。
よくランナーとして走っていて、邪魔扱いされたり変な目で見られることはよくあって人の迷惑にならないように遠慮がちに走っていることも多いのですが、ここは沿道も車からも暖かい声援が本当に多くて、開会式のKさんのスピーチにもあったように、自分の走りが誰かに何かのインスパイアになってくれたら・・・走りながらずっとそんなことを考えてました。
夜間は思っていたよりは寒くなく、(もっと気温が低かったら体調崩す人が多かったはず)1番厚手のウィンブレはエイドで取ったものの着る機会がなくずっと手に持ったまま。何も着ていないランナーも結構いました。空は半分雲が広がっていて星はあまり見えなかったけど、満月に近い月が煌々と明るかった。
夜間の辛い時間帯は励ましあって進みました。胃腸がまだ復活していない人に合わせて登りは歩いたり、私は今年は睡魔に襲われて蛇行していたのを話しかけてもらったり、朝になってだいぶ復活したものの、先行していて遅れてきたランナーをどんどん拾って先を進みます。
もうみんなPBは狙えないからか(笑)いろんな話をしながら走ってました。さくら道の昔のこと、ランとは全く関係ないこと、途中歩いたり辛そうな人がいると声をかけていきます。去年後半がほぼ1人旅だったのと正反対にたくさんの人と旅をしている気分になってきました。
福光から先の4つの山越えも例年より短く感じて(きつさは変わらないんだけど!)まわりの風景を楽しむ余裕もありました。
初参加の人もいたので、最後せめて33時間台でゴールしたいよね、という話になり。
ただみんなスタート時間がばらばらで(3分おきに7つのグループでスタート。当然最終組は1番余裕がある)でもバッファがない1組はいなかったので、16時前ゴールを目指して少し気合を入れて走る(笑)。兼六園下まで信号に引っかからずノンストップで7キロあまりを走って(実はIくんが巧みにペースコントロールして引っかからないようにしていたらしい!)10分くらい余裕でゴ-ル!しかも佐藤桜に下る手前でみんなで相談して手をつないでゴ-ルすることに。さくら道史上最多のゴ-ルだったかな。
個人の走りとしては去年より脚の終わり方が早かったのと、睡魔に襲われてかなりペースダウンしてしまったこともあってイマイチだったけど、今年はとにかくたくさんの人と交流し励まし励まされて行けたことが何より楽しかった!
日本全国からランナーのサポートのために集まってきてくれた多くのランナー仲間に心から感謝します。
さくら道国際ネイチャーランはやっぱり特別なレースかも。ただ速く走るだけのレースじゃない。
こんなにスタッフ、応援、ランナーの気持ちが一体になって盛り上がっていくレースはないだろうなあ・・・。
とりあえず簡単だけど今回はこのくらいで。
また思うことはぼちぼち書いていきますね。さて明日からまた長旅です!
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