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2018年9月26日 (水)

半分、ふくしま。その2

福島駅から表ではなく一本裏の道を南下する。伏拝交差点でバイパスに合流。突然交通量が増える。日曜の早朝なのに。
このバイパスが意外と曲者。
なんとなくイメージではしばらく行ったらすぐ脇道に入る感じだったのに、これがどうして結構なアップダウン。
うねうねうなる感じの道。ここも全部走ったけど歩いていた人も多かったよう。
脇道へはすぐにわかった。わりと走りやすい歩道で車がびゅんびゅん通らないだけでもほっと安心。


しかし・・・ここから次のCPまでが長かった・・・。
今よくよく地図を見ると10キロ以上あるし!!(笑)もう少し近いイメージだったのに、いい加減なものね(笑)。


この1本道は4人で走っていたんだけど、1人だったら退屈だったろうなあ・・・。
走りにくいわけでもないし、もう真っ暗でもないし(5時には薄明るくなっていた)コンビニも出てくるのになぜか単調退屈。CPはまだかと思っているからなんだろうけど。
しかし一緒に走ってるメンバーはエイド以外ではまったく休憩しない。トイレも福島駅で済ませてきたのでしばらく大丈夫。

えんえん走ったような感じがした頃やっとCPへ曲がる角が見えてきた。
そこからは親切に矢印がつけてあって、すんなりCP4二本松市智恵子記念館前(94.5キロ)に到着。朝5時47分。
スタッフは寒そうにしてたけど(ここのエイドは屋外)走ってきた私たちは暑い(笑)。
こんな早朝なのに地元の人が来ていていろいろ質問される。早起きだなあ。


で、ここでさっきからずっと気になっていた左足首の様子を見るためにシューズを脱いでみる。
ずっと何か当たる感じがして時々痛みが走っていた。
ソックスをおろしてみると患部が赤く腫れ上がっている!あちゃー。思っていたより悪い・・・。
とりあえずシューズを少し緩めてそろそろ行くしかないか・・と思っていると、スタッフの1人がテーピングをしてくれるという。
私も一応ファーストエイドとしてテーピングは持っていたんだけど、その人は理学療法士さんで専門家だった!
腫れた患部を見て「腓腹筋かなあ」とふくらはぎの方に向けてテーピングを施してくれた。
これで助かった!と思ったけど、その時も「持てばいいけど・・・」と言われてしまう。

とりあえずCPを出発。二本松は風情のある街なんだけどなにしろ早朝過ぎて何もやってない(笑)。
もちろんCPの智恵子記念館も生家もやってなかった。
有名な酒蔵の「大七」の前も通ったけどもちろんやっているはずもなく。
そうこうしているうちに目の前に激坂が!その名も竹田坂(笑)。今まで走ってきた私たちもさすがにここは歩いた。登ったら当然下りもすごい。下りは走ったけど。


でもだんだんごまかしがきかなくなってきた。下りが一番衝撃が大きくて痛い、でもそのうち上りも痛い。
そろそろ走っても試しに歩いてみてもやっぱり痛いものは痛い。同じ痛いなら走ることにする。
CP5本宮市JR本宮駅前(108キロ)に7時53分着。ここまで3人で来たけど、痛みでついて行くのが難しくなり1人で後ろから行くことにした。視界には見えるのだけど。
CP6郡山市鹿島神社入り口(112キロ)は無人のCP。ここまでの上りはなんとかがんばって走ったが、この先の下りで完全に他のランナーの姿が見えなくなった。


ここからは完全に1人旅。ゆるゆるとアップダウンが続く。もう郡山のまねきの湯までエイドもないのでさすがに途中でコンビニに寄って給水。結構暑い。おまけに晴れてきた(雨の予報だったのに)。
繁華街に近づきもうすぐまねきの湯というところで折り返し後半に行くしほちゃんとすれ違う。元気そうだった。
なんとかCP7郡山市まねきの湯(122.4キロ)に到着。9時58分。脚の痛みがひどい。
中に入ってお風呂に入ったり休憩してから後半スタートできるけど、この脚で休憩したら絶対再スタートできない。
意地で外で休憩、氷もいただいてアイシング。でも腫れがひどくなっていて足を着くと痛いくらいに悪化していた。
結局1時間くらいそうしていたのかなあ・・・。まだ戻ってくる人も122キロをゴールする人も少なくて(確か122キロの完走者はまだ3人だったような)今なら歩いて行っても完走はできるかも。でも歩けなくなったら帰る手段はかなり厳しい。
ずっとずっと考えてここで終わりにすることにした。スタッフに迷惑をかけるかもしれないことはできない。
山と同じで無事に戻れる力を残しておかないと、無責任には出発できない。


その後ですが。
歩けるうちに帰宅したので仕事に穴をあけることもなく、もともと予約してあった治療院で診てもらいその時言われたように1週間後にはゆるゆる走れるまでに回復しました。
もちろんもう腫れもなくバンバンに張っていたふくらはぎも普通に戻りました。
もともと弱かったところに負荷がかかったようで、予防するには鍛えて克服するしか結局はなさそうです。
テーピングはいざという時に守ってはくれるけど、根本的な解決にはならないので・・。
でもなぜかとても楽しく充実感があるレースでした。気持ちよく思ったように走れてたからかも。
ちょっと超ウルトラへの考え方が変わった感じもしました。
来年また走るかは未定ですが、レース自体への考え方は進化しそうな予感がします。


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