2018別府大分毎日マラソン
本当に厳寒のレースでした。
今年の冬は本当に寒い!!と今年に入ってますます感じていましたが、まさか九州でこんなに寒いレースに出るとは。
この冬はインフルエンザの大流行もあり、ひやひやしながらでしたが、予想外の残雪で思うように走れなかったしいろいろあったけど。
でもまさか本番にもこんな試練が待っているとは思ってもみませんでした
予報でも今期最大の寒波が九州を覆うと聞いていたので、どうしたらフルを走れるあったか装備ができるかいつになくいろいろ持って大分に上陸しました。
前日はそう寒くもなかったのですが、予報は変わらず・・・。今年はビーコンプラザであまり友達にも会えず、しかも毎年楽しみにしていたあんこ餅が売り切れでがっくり・・。でもどうやら今年はその場でつかずに事前に作ったものを売ってたらしいです。買えなくてよかったのかな
別大といえば、男子ランナーは普通ランシャツランパンで走るものですが、さすがに皆さん悩んだそうでやっぱりウェアは各種持ってきていたようです。私はチームT(半そで)に分厚いアームカバー、インナーにファイントラックを2枚重ね!(これは結構よかったです)空気の層を作った方が温かいかなあと。
お腹が冷えないように使わないけどベルト式のポーチもつけ、ボトムスはユニクロのロングタイツ。コンプレックスタイプは股関節が動かしにくいのでフルでは履きません。
ネックもヘッドもつけ、問題の手袋はブレスサーモにモンベルを重ねてつけて間に小さいホッカイロを。
数年前に泉州国際に出たとき寒くて手が使えずジェルが出せなかったので、それで工夫したんですけどね・・。
当日朝は起きたときから雪が舞ってる!!!
まあお昼スタートなのでどうなるかわからないなあと思いつつ、待機場所でも晴れたり雪が舞ったり。
高崎山側は日陰なので、寒くてテントから出られません・・・。いつもならここでいろんなランナーに会ったり、うみたまご側で友達としゃべったりするんだけど、アップ以外はテントの中。アップもしても寒いだけでした。
スタート整列中にチームメイト2人と会えて唯一ウェアでの写真を撮ってもらい(笑)いざスタート!
相変わらずカテ4の私の位置では最初がのろのろ。ロスタイムは今年も45秒もありました。
走りだしてみると思ったよりは寒くありません。こりゃ走ってるうちに暖まってくるかな?
でも周囲のランナーの多くはビニールかぶったまま。別大とは思えないくらい厚着のランナーが多いです(笑)。
ハーフあたりから陽もさしてきて気温も上がってきた様子。そういえば予想最高気温が4度になってましたっけ。
それでも十分寒いんですけど・・・。
一応ハーフで時間を確認すると1時間40分。去年とほぼ同じタイム。昔はもう少しここを速く通過していたんだけどね・・・。まあ苦しくないしこのままキープできるか。
あれ??と思ったのは25キロ過ぎて大分中心地に入ってきてから。さっきまで暖かくなってきていたのに日陰で急激に寒くなる。おまけに強風にあおられる!
抜け出してからは少しマシにはなってきたけど、やっぱり寒い・・・。手足の感覚のなさは最初から解消されず、ジェルを取ろうと思っても指先が動かなくて出すこともできない!!
実は泉州でポーチにジェルを入れてしまったらファスナーを開けられなくて取れなかったので、今回はショートパンツのポケットに入れたのにそれすら出せないなんて・・・。
ま、普段からロング走は無補給だし、給水はしっかり取れているので気にしないことにしました(笑)。
42キロしかないし大丈夫大丈夫
しかし毎回レースで男性ランナーにペーサーにされていやなんですけど、今回も「ハアハア」おやぢが途中からぴったりくっついてきて本当にいやでした。だいたい給水の時に離すんですけど、無駄なエネルギー使うんで本当やめてほしいです。ランニング本とかに「女性はペースが安定してるのでペーサーにしましょう」とか書いてあるらしいんですけど(笑)迷惑です!
とかなんとか言ってるうちに第2折り返し過ぎて35キロ過ぎたら・・・・なんと猛烈な向かい風!
進まない・・・顔が痛い・・・・寒い!!このあたり2回登りがあるので風がなくても辛いのに。
左折したらマシかと思ったけど変わらなかった(笑)。結局最後まで強烈な風に立ち向かうことになりました。
おまけに今まで感覚がなかったから気づかなかっただけかもしれないけど、左足の裏がブチ!と切れたような感覚が・・。ゴロゴロして何か取れた??踏み込むたびに激痛に襲われます。あ・・・これはマメがつぶれたな・・。
もうしばらくマメができることがなくてすっかり忘れていたんですけど、どうやら両方の足の裏ではじけたようです・・・
まあ今回はシューズを変えざるを得ない状況で、変えたシュ-ズでロングの練習も積んできたのですが。
42キロは事前には走りませんからねえ。匠練、もう使うことはないな(笑)。
強風と激痛に耐えながら必死に前に進んでいると沿道から喝が飛んできました。
「あと3キロ!ここで力を振り絞らなくていつ振り絞るんじゃー!!」
いや本当にそうだ。ここで振り絞らなくてどうする!
気づけば周囲のランナーの息遣いも激しく苦しそうになっていて、みんなも必死に前に進んでいるんだなあと妙な連帯感♪
もう時計見てなくてよくわからないけど1秒を絞り出せ!(笑)
別大は後半の応援が本当にものすごいんです。知り合いだけじゃなくて、全部のランナーを全力で応援してくれます。女子っていうだけでさらに5割増しの応援になるんですよ
ありがたいですねー。今回は特に苦しかったのでこれが大きな力になりました。
40キロ過ぎて歩道橋の下を通り、最後の右折。
これで少しは風がマシになるかと・・・・ならないー!川沿いなので横殴りの風に翻弄されながら必死。
いつもならここから上げて行くんだけどそんな余裕なし。風に耐えるだけで精いっぱい。
やっと競技場に入りトラックを1周。風も弱まったので最後のスパート!できるだけ前のランナーを抜くように振り絞ります。最後の最後でも1人かわしてフィニッシュ!めちゃくちゃ疲れました・・・・
タイムはグロスで3時間24分38秒。ネットで23分台だったものの、昨年より1分ほど遅くなってしまいました。
まあコンディションを考えたら昨年並みには走れたのかな。でももう少し行きたかったなあ・・・。
ゴール後女子更衣室はすぐなんですけど、チームメイトたちと再会して労をねぎらいあいました。
大阪国際女子と連戦したツワモノもいたけど(!)さすがの速さでしたー。私は相変わらず手が寒くて動かず着替えも手伝ってもらい、足裏は怖くて見たくないので(笑)そのまま足を引きずって別府のホテルに戻りました。
後で見たら血まみれ、皮がべろーんとむけた状態で温泉に入ると痛くて悲鳴が出るほどでした・・・。
よくがんばったな、私の脚。来年はシューズ探しからスタートだね
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