夢グレ走って
関西夢街道グレートRUN(夢グレ)から1週間たちました。
ちょうど1週間前は走ってた時ですね・・・。ピーカンに晴れていて暑いくらいの好天でした。
本来の距離の3分の1しか行けず、次の関門はもう突破できないと、その手前でやめたのが土曜の明け方。
もともと関門時間ぎりぎり走力の私が、山で2回、河川敷で2回ロストして1時間もロスしてしまったのが1番の原因なのですが。
でも関門までたどり着いて「終了宣言」されずに自らやめてしまったことで悶々とした気持ちでいます。
で、ふと思い出したのが去年の雁坂。あれも関門アウトになりそうなレースだったのでした。
去年の雁坂はトレイル部分がぐちゃぐちゃ、雨も降っていたために2時間も余計に時間がかかり、制限時間内のゴールはもう無理という状況でした。
なんとか西武秩父まで少し時間は詰めたものの、スタッフからも間に合わなくても行くのかと聞かれたくらい。
でもその時の私は何の迷いもなく、とにかく自分の脚でゴールまで行くことしか考えていなくて、暗闇の峠に向かって進んでいった・・・・で、どんどん元気が出てびっくりしたことに時間内にゴールできた上にコースベストだった。
あの時と何が違っていたんだろう・・・。
もちろん雁坂はあれが3回目のレースでその先のコースもわかっていたし、時間内完走の経験もあったから心に余裕があったんだろうな。
夢グレは雁坂と違ってコースが難しくそしてタフで、全部は試走しきれてなかった。そういう不安に打ち勝つことができなかったんだろうな。
でもその頃一緒に走ってた人のうち数名はちゃんとゴールまでやってきた。
疲労限界の中でいい顔してキラキラしてた。
一緒にいたのに。一緒に走ってたのに。不安や弱さに負けた私は精いっぱい出迎えることしかできなかった。
よく「行けるところまで行ったんだからいい」とか「がんばったんだからいい」って言われるけど、それは言い訳だ。
出し切ったかどうかなんだよね・・・。
夢グレのコースは確かに難しいけど、最高に素晴らしいコース。
山も古道も峠も河川敷も繁華街も全部自分で走れるコース。
やっぱり全部自分で走らなきゃ。
この30人だけのレースにサポートカー3台が3日間不眠不休でサポートしてくれる。
ただ飲み物食べ物を提供してくれるだけじゃなくて(でも種類といい、ランナー目線の品ぞろえといい、ありえないエイド!)グチも聞いてくれる(笑)励ましてくれる、顔がわかっているから、そしてみんなウルトラランナーだからこその暖かさ。
時間内ゴールできた人は4人。
遠方在住なのに9回も自主的に試走にきてた人、ひたすらロングトレイル、ロングロードを走りこんでリベンジを果たした人、最後のエイドで「行けるよ」とスタッフに言われてからアドレナリン全開で制限時間3分前にすごい勢いでゴールした人、時間を過ぎても自分の脚で帰ってきたベテランのお2人。
スタッフだけでなく、先にゴールした人、リタイアしたけど出迎えに来た人でお2人を出迎えました。
ぼそっと「こんなにみんなが待っててくれると思ってなかった・・・・」とつぶやいていたのが印象的でした。
来年また走らせていただけるのなら弱い自分に勝たないと。
予習・復習・練習もっとがんばって少しでも不安要素を減らして臨みたいな。
こんなに素敵なレースに参加させていただき、ありがとうございました。
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