第1回甲州道中”鳥の旅”~笹子峠
最初のエイド石和健康ランド(77.5㌔)を出てR411を東の方面へ。しばらく笛吹川を見ながら走る。
そういえば、この地図もらって最初に考えたことは、どこを何時くらいに通過しそうか、だった。
深夜にスタートしてこういう甲府盆地は何時でもいいとして、笹子峠と小仏峠、その間にあるぐるっと旧道が明るいか暗いかは大きな違いだ。
笹子峠がだいたい100㌔くらいということは、土曜の明るいうちになんとか通過できそう。
ただしその先の旧道と問題の小仏峠は間違いなく真っ暗だ。これは1人では厳しい。誰かと一緒に行かなくては。
萩往還でも宗頭の先の峠は真っ暗になるため、女性は誰か他のランナーと一緒じゃないとスタートさせてくれない。
しかし、あれはランナーだらけのレースで一緒に出なくてもすぐ他のランナーと一緒になれるし・・。
なんとしてもここで一緒に走ってくれてるMさんに必死についていかなくては。
と、そのうちあまりの暑さと湿度で頭がくらくらしてくる。山梨市から勝沼に行くだらだらと続く登りはべたーっとした空気と無風で息が苦しくなってくる。
勢いコンビニと自販機に寄る回数が増え、いったいどのくらい水分とアイスを取ったかわからないくらいになってきた。
日川高校近くのセブンイレブンでとうとう座り込む。クーリッシュで頭を冷やしたり、手持ちの水を頭にかけたりするがなかなか回復しない。
とりあえず走らずに歩くことにした。走ると体温が上がってまた頭がくらくらするのだ。
「こんな暑い中無理して走ることないから。歩いて温存して走れる気温になったら走ろう」
さすがベテランのMさんだ。とにかく彼の信条は「無理をしない」。最後まで「走り切る」ために無理はしない、無駄な走りはしない。走れてもペースを上げない。徹底している。私も頭以外はまったく元気なので、体温が上がらないようにせっせと歩いた。
それにしても気温も湿度も下がらない・・・。勝沼を過ぎても山と山の間なので風が吹くわけもない。
やっと鶴瀬宿、大和橋西詰からR212に入る。いよいよ笹子峠だ。
勾配はオクムのグリーンラインより緩くて走ろうと思えば普通に走れる感じ。
でもまだ半分も行っていないので登りはせっせと歩く。下りは気持ちよく・・・・ではなくこれまた抑えて走ってぐるっと回ったところに2番目のエイドがあった。以前食堂として使われていた建物をご厚意で提供してくださったものだ。午後4時30分着。日没まで余裕があってほっとした。
もうお腹がぺこぺこ。そりゃそうだ。水分とアイスでお腹を満たしていたんだから(笑)。
カレーうどんがめちゃくちゃおいしい!!すかさずおかわり。それにしてもここのエイドも実に豊富。果物から何からランナーの気持ちがよくわかってる内容で本当にありがたい。
それにしても食欲だけは旺盛だ。まだ峠は1つしかこなしてないんだから、ここでしっかり食べておかないと!
実際ここから最後のエイドまでが非常にきつかった・・・。
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