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2016年5月10日 (火)

2016萩往還マラニック(~宗頭)

さて、次は立石観音(117.8㌔)に向かいます。愛知のウルトラランナー明翠さんとお友達もこの前から一緒になって走っています。彼女も250㌔は初めて。でもとっても元気。こんな天候のレースにはそうそう参加できないから(笑)完走できたらいつまでも語れるねー♪なんて前向きな会話しか出てきません。
そう、このメンバーはとても明るい。もちろんみんな何のトラブルもないわけじゃありません。
気分が悪い人もいるし、脚に不安がある人もいるし、当然みんな疲れていて眠いし(笑)。
でもそれはウルトラを走るなら当たり前のこと。全部ひっくるめてのウルトラだから。


だらだら下って行くと目の前に2つの岩が見えてきます。よしよし。
しかしその向こう側は荒れ狂う日本海。ますます風はひどく、走るのも困難になってきました。

立石観音CPから千畳敷CP(125.4㌔)まではえんえんくねくねと登りなのですが、ほとんど記憶がありません。
このあたりはトレントフライヤーのフードが飛びそうになったり、キャップやヘッドライトが吹っ飛んだり(飛ぶたび拾いに行く)あまりの雨のすごさに顔も上げられず、ひょうが降ってるのかと思うくらい雨が痛い。
トレントの上につけたビブスは半分壊れかかり、後ろのナンバーカードは知らないうちになくなっていて、フードを押さえながら前に進むのがやっと。
千畳敷に最後上がる手前の駐車場では強風で身体が浮いて、縁石に衝突しそうになったり、やっとのことで登り切ってパンチを打とうとするも、何かにつかまっていないと立っていられない!
しかも私の前の男性ランナーが手が震えてなかなかパンチできないのです。頼むー!!早く打ってくれないと飛ばされちゃうー!!

転げ落ちるように千畳敷から降りてきて、ここからの激下りがさらにすごかった。
ここも何度も身体が浮いて、ガ-ドレールにつかまりながらじゃないと降りられない。とにかく必死でした。
他の3人が視界に入ってるうちに早くここから降りないと!
やっと降りてきて日置エイド(131.2㌔)にぼろぼろになってたどり着きました。いやあほっとしました。


ここから次の湯本温泉CPまで13キロほどあったのですが、相変わらずエイドもCPも頭に入ってなかったので距離がよくわかってなくて。ほかの3人がしっかり到着時間の計算をしているのを頼もしく見てました(笑)。
すみません、使えなくて(笑)。だいぶ平地になったとはいえまだまだ暴風雨は続いています。
正明市交差点を右折してCPまで約5キロ。湯本温泉CP(144.8㌔)手前でスタッフからこの先のコース変更を告げられます。
この先、仙崎公園というCPから橋を渡って青海島へ行くのですが、この橋が渡れないので仙崎公園から宗頭へ向かうことになったのです。
正直、千畳敷あたりでは本当にレース続行するの?とか本当は中止になってて連絡きてないのかもとか、いろいろ会話には出てたのですが(なにしろ中止になったさくら道よりひどい天候だったそうなので)コース変更でもやるんだ!とは思いました。
ただピークは過ぎていて、明日の予報は晴れ、まあ中止にする理由はないか・・・。
と思っていたらぴたっと雨が止んでなんと太陽まで出てきました♪
太陽って暖かい・・・・ありがたい・・・・ちょっと元気を取り戻してとりあえず仙崎公園へ向かいます。


仙崎公園CP(152.2㌔)につくと、ずいぶん前を走っていたランナーがいます。
なんでもまだ橋が渡れた時に青海島へ渡ったランナーは、CPである静ヶ浦キャンプ場で警報解除まで1時間40分待機させられ、それからバスで仙崎公園に送られてきたとのこと。
ひえー!!順位も表彰もしないマラニックだかららしいですけど・・・・ダブル(翌日そのまま70㌔を走る)をやろうとしてた人は無理だったかも・・・。どうしたかなあ。
そしてちょうど静ヶ浦キャンプ場でランナーにふるまわれる予定だったカレーとごはんも公園に届き、おいしく2回目のカレーライスをいただきました♪

気を取り直して今度は宗頭へ出発です。ここからは12キロほど。ここが長くて辛いというランナーは多いです。
平坦だし、雨も止んだし、でもなかなかつかない・・・。やっと宗頭文化センターに到着です。夜7時20分くらいだったかな?完全に陽が暮れる前に到着できました。やれやれ。

続く


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