土や草の上で考えたこと
年末、神田川を走って井の頭公園の西園についたときふとつぶやいた一言。
「前ここで100周ぐるぐるやって楽しかったですよねー」
そう、トレイルランナー渡邉千春さんの夏のトレーニングとしてこの土のトラックを100周走ってると聞き、同じようにみんなでやったのが2013年の夏。本当に暑くて(ほぼ木陰なし・・・)修行ランにぴったりでしたが、懲りずに大晦日にも100周やったのでした。それっきりやってなかったけど。
この一言であれよあれよと計画が進み、久しぶりに100周ぐるぐる企画が開催されたのが昨日。
以前の大晦日よりも寒く、一部は先日降った雪が凍り付いている状況でしたが、それぞれの目標周回を楽しく苦しく走りました。
それも普通に走るだけじゃなく、後ろ向きに走ったりスキップしたり疾走したり、自由に♪
私はその2週間前に1人で75周ぐるぐるやったばかりでしたが(笑)あの時はまだ5キロごとに給水しないと・・・というくらいに汗をかいたけど、昨日は本当に寒くて(風は思ったより弱く)山を登るメンバーが多いこともあって、熱々コーヒーやおしるこ、インスタントラーメンなど豪華な補給で走りきれました。
と、実はその後のプチセミナーがとても有意義でした。
股関節がどれだけ使えているかや、重心の持っていき方、いかに筋肉を使わずに走れるか、などなど・・。
実は走りながら(他のランナ-にだけど)フォームや重心のことを話してるのを横で聞いていて、ものすごくためになり・・・。アドバイスを受けていた人は後半の走りが違ってたなあ。ラクに速く走れるようになっていた。
ロングトレイルをメインにしている千春さんだからだと思うけど、ふくらはぎがむきむきしているランナーは最初速くても長く走れないことが多いとか。これはロードでも同じだと思います。「長い」という意味では、トレイルでもロードでも共感することが多くていろいろ考えさせられました。
最近筋トレやコアトレ流行ってるけど、何かプラスしようとするより、すでに持っているものをどれだけ本当に使えるかが大事なんじゃないかという話も耳に痛かったな。
久しぶりにこの土のトラックを100周した人も多かったのですが、ロードより負担が少ないとやっぱり言ってました。
それでふと思い出したのですが、海外で走るランナーはアフリカだろうがアメリカだろうが、不整地を走ることがほとんどで週に1、2回ポイント練習のときだけロードを走ることが多いとか。
先日日本の駅伝のことを本に書いていたイギリス人も、日本のランナーがほぼ舗装路で練習していたことをとても驚いたと言ってましたっけ。
重心やバランスを鍛える意味や、脚への負担を考えると「山登り」ではない、公園の草地や玉川上水の脇の道なんかを走る機会を増やしたらいいんじゃないかと思う今日この頃。
イギリスのまさに「hill」と呼ばれる丘はゆるやかな不整地で、散歩しても走ってもほどよい負荷でよかったけど、日本だとなかなかそういう道を探すのは難しい。日本だと公園がそういう意味でも使えるかな。
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