鯖街道ウルトラ2015後編
41キロ地点からオグロ坂峠越えのトレイルに入りました。
標高からすると最初の峠ほどはきつくないはず。
と思ったのが甘かった。まだまだ元気だった脚がもうすでに疲労でパンパン。
やっとずるずる歩いてる状態でした。
と、ランシャツランパンの見るからに速そうなランナーがすぐ後ろにいることに気づき。
なんでも彼はロードはかなり速くて、最初の峠は結構いい位置にいたにもかかわらず全くトレイルが走れずに百人単位で抜かされたとのこと。
一緒にとぼとぼと登りながら「完走には間に合いますかねえ」なんて弱気な会話が出る。
そのシューズ(私のJAPAN)じゃトレイルはきついでしょう、なんて言われたけど、相手もターサーはいてた(笑)。
そのうち目の前になぎ倒された数本の木が出てきて前をふさいでいる。
どうやらすぐ脇の土の壁をよじのぼらないといけないらしい。
これがつかまる木も草もなく、足をかけるとずるっと落ちる。
仕方なく土をつかみ、はいつくばって登る。一気に体力さらに消耗・・・・・
その後も倒木は続き、越えるたびに脚が厳しい。
峠を越えると開けて目の間に広がる景色だけが心の支えというか・・・。
お天気悪かったら辛かっただろうな・・・
7キロ登ってやっとエイド。ここは冷やし飴で有名なエイド♪
もう一気飲みする。甘さとしょうががなんともおいしい!おかわりもすすめられてグイグイ(笑)。
またよろよろとトレイルを下るけど、最初の峠よりは大変じゃない。
慣れてきたというのもあるけど・・・あとエイドの間隔が狭くなってきて気持ち的にラクになってくる。
3つ目の杉峠の前にまだロードの上りがあってじわじわとボディブロウのように効いてくる。
そして最後の峠、杉峠。
あれ?ここはどこまで行ってもすごい登山道は出てこないぞ。
相変わらずごろごろと荒れた林道が続くけど、登山道よりはずっとマシ。
走ったり歩いたりでどんどん進めるようになる。歩いても人が抜かせるようになってくる。
うん、この道は結構好きかも!どんどん元気になってきてまわりのランナーといろんなウルトラの話(萩とか村岡とか)をしながら登ってなんだか楽しくなってきた。
最後の登りは思い切り走り、杉峠のエイドであとは下るだけと聞いてますます元気になってくる!
ここは有名な豆腐そうめんのエイド。うーんおいしい!!
とにかく今回もがんがん食べられる。というか結構おなかが空いてる感じ(笑)。
どのエイドでもたくさんフルーツやパンもいただいた。
「次は7キロ激下りで鞍馬エイドだよ」
鞍馬!!もうそこまできたか!
ちなみにこのエイドは14時過ぎていた(正確な時間はわからないけど)。あと21キロ、道はよくわからないけど行くぞ!!
で、ここからは大好物のロードの下り。
気持ちいいのなんのって。歌いたくなる気持ちのよさ。とにかくランナーをがんがん抜きまくる。
車に気をつけながらヘアピンカーブを疾走して鞍馬エイドに到着。ここは64キロ。関門1時間20分前まで詰めた。
3キロ先の市原へもひたすら下り。ここもおいしいトマトとマーマレードのパンをたくさんいただく。
なんかにぎやかな私設エイドだなあと思ったら、地元鴨川走友会の皆さんのエイド。
なんとその場で作ってくれるかき氷♪んま-い!!
加茂川の河川敷に入る。ここは細かい砂で橋の下を通るたびにアップダウンがあって、地味にきつい。
さすがに激下りの疲れが出て一気にスピードが落ちるけど、絶対に歩かない止まらない。
ロードランナーの意地だ。
トレイル走らなかったおかげか、意外に脚が残っていたのだ。
河川敷でも1人1人抜いていった。で、最後まで誰にも抜かされなかった。
ゴール直前に友達に写真を撮ってもらってから最後のダッシュでまた1人抜いた(笑)。
10時間7分。女子20位。
すんごく疲れたけどすんごく充実。
なんておもしろいコース、おもしろいレースだったんだろう。
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