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2014年9月18日 (木)

雁坂峠越え秩父往還走142㌔2014~雁坂小屋

さてレース当日。まだ暗いけど雲ひとつなくどうやら絶好のお天気になりそう。こりゃ焼けるぞー


スタート地点からすぐのところに宿泊していたので結構のんびり。
今回は去年の夜中から大雨とは違うので・・・サングラスを追加、ロングタイツをやめてショートパンツとゲイター、そんなもんですかねえ、違いは。
去年あまり取らなかったけど、ジェルとサプリも一応持ちました。
5時半だとまだ薄暗い感じもしますがゆるゆるとスタート。知った顔にも会ってしゃべりながら進みます。

ここから雁坂峠の入り口までは約33キロのロード。

最初のうちは平たんでだんだん勾配がきつくなってきますが、すでに雨で走りにくかった去年を思うと普通に走れます。
飛ばしていくランナーも結構いますが、マイペースでいきます♪
でもここが何気に長くてだらだら登りで好きじゃないとこなんですよねー。CP1には9時半くらいに到着。去年と同じ感じ。
でも給水のペースが速い。2本持っていたけど、CPに着く前に1本補充。


ここでもちゃんと食べていざ林道へ。
去年いきなりぐちゃぐちゃだった入口は今年は普通に登れます。ただ枝がかなり落ちていて、天候が悪かった夏の影響を感じました。前を行くランナーが枝を拾ってストックにしていたのを見て、私もちょうどいい長さのを1本見つけてストックに。これ、想像以上にラクでした

沢渡りも増水してなくて渡りやすかったし、何にもまして懐かしかったですねー。あー、ここ来た来た!って感じで。ガスで眺望もなにもなかった去年と比較すると、振り返ると素晴らしい光景!
自生しているトリカブトは少なくてあれ?と思ったけど(今年は開花が早かったそう)きついけど久しぶりの峠の上りを楽しんでいました。


ところがふと異変を感じました。
左手がしびれてきたのです。あれ?感覚が変だな、と手を見るとバンバンにむくんでふくらんでいます。
おかしい。まだこんな距離しかきてないのに。
初ウルトラの80㌔くらいで両手がバンバンに浮腫んでたことはあったのですが、それ以降はそんなことはなく、しかも右手は何ともありません。
そうこうしているうちに山頂。2000mちょい越えの雁坂峠に到着♪


素晴らしい眺望!!でもCPとエイドは少し下った雁坂小屋にあります。持ってたスポドリをぐっと飲み干していざ下山。
ところが下山を初めてまもなく右手にも異変を感じます。しびれて枝がうまく持てない。おかしい。
そのうちそのしびれが太ももにきます。足先にまで来てふらふらして立っていられなくなってきました。
とにかく下山道の脇でちょっと休もう。そう思って脇に腰かけたとたんにきました!
痙攣と下半身の猛烈な攣り。あまりの痛みにのたうちまわるのですが、そもそも動けません。


後続のランナーが次々駆け寄ってきて声をかけてくれます。持っていた自分のスポドリを飲ませてくれる人、塩飴を口に入れてくれる人、両脚にエアサロかけてくれる人、ロキソニンテープをザックから出してくれる人・・・
レース中なのに申し訳ない・・・・(涙)
「貴重な時間をごめんなさい」という私に皆「お互いさまだよー。早くよくなるといいね」と言ってくれます。
誰かが小屋で呼んでくれたのかスタッフが登ってきました。
あっさり「これは脱水だね」と言い、動けるようになるまでずっとそばにいてくれました。
足先の感覚もなく、足首も動かなくて立ち上がれるまで30分以上寝たままでした・・・


やっと脚が動くようになってゆっくりスタッフと小屋まで降りました。
もうやめよう。ここで終わりだ。
しかし出されたおかゆはおいしく食べられ、食欲はまったく問題ありません。
おまけにスタッフに「永久ゼッケンランナーなんだね。じゃあとはゴールで♪」と明るく言われ。
そもそもここでリタイアしても山梨側に自力で下山しないといけません。
ならこの枝使ってとにかく埼玉側に下山するか。
水もスポドリも満タンにいただき(笑)よろよろと下山することにしました。

続く

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