奥武蔵ウルトラ2014後編
奥武蔵ウルトラの後編です。
折り返しの丸山で土砂降りになり、いつもなら真っ先に食べるかき氷も寒くてパス。
補給だけしてさっさと折り返すことにしました。
ここは例のビキニギャルが原始人と一緒に水かけしてくれるところなのですが、突然の豪雨にギャルもテントに避難・・・原始人にいたってはいたっけ??
それにしても急激に気温が下がってきます。と同時にびっくりするくらい走れるようになってきました。
復路はまたまたランナーとのすれ違いが続きます。刈場坂から丸山までは比較的フラットなのでコースの中でも走りやすいところ。
友達、チームメイトなどなど知ってる顔が元気そうに走ってくるとほっとします。
その反面、表情で苦しそうだとわかる人もいます。このレースたとえ面識がないランナー同士でも声をかけあうんです。そういうところもとっても好きなところ。
それにしても雨もですが雷がすごすぎて時折近くに落ちます。本気で怖くて逃げるように走っていました。
おまけに雨が激しすぎて前がよく見えません。めがねランナーは大変だろうなあ・・・。
でももともと下り基調なところに雨で全身が冷やされて、脚ががんがん前に出ます。
そのうち道が川のようになってきました。最初は水に浸かってないところを選んで走っていたけど、もはやそんな場所はなく。
びしゃびしゃと水しぶきを上げながら走っていると、なんだかとっても愉快な気分になってきました。
子供のころの水遊びを思い出すというか・・・去年台風の中を走った雁坂も大雨だったけど、それよりひどい雨。こんな状態で走るって・・・レースでなければ絶対やらないだろうなあ。
しかしランナーよりエイドのボランティアの方がこういうときは大変です。
ずぶずぶになりながら、サービスしてくれます。本当にありがたいと思いました。
確かに往路のような暑さはないので何杯も給水することはないけど、でも絶対発汗で体内の水分は奪われているはず。なので全部のエイドで少しずつ給水もしたし、しっかり食べ物もいただきました。復路とはいえまだまだ距離はあります。
そのうち顔見知りのランナーに会うようになりました。追いついてきたようです。不思議と練習のときに上れなかった上りが雨だとするするっと登れます。なぜだろう。ただ、顔振峠の先の急坂は今年も走れなかった・・・うーん、くやしい。復路はここだけ歩いてしまいました。
清流のエイドあたりでようやく雨が止みました。標高も下がってきたので若干気温も上がってきたけど、例年よりはずいぶん低くてラク。ここから鎌北湖までは1番きつい下りが待っています。
ここを走れる脚を残してるかどうかも奥武蔵では大事なのかなあ、と。
ここからゴールまでどれだけ飛ばせるかで違ってくると走ってみて思います。
今年は前半あまりにも走れなくて脚が残っていたのか、がんがん走っても耐えられます。トレランで下りを鍛えてる人も走れたそうです。
降りているとランナーに声をかけながら軽快にのぼってくるランナーがいます。誰かと思ったら古谷兄貴!(ここだけ実名w)
またはっぱをかけられて飛ばします。1人すんごく速い男性ランナーがびゅーんと抜かしていったけど、あとはゴールまでに3人抜きました。
やっと鎌北湖まで降りてくるとボランティアしているFくんが笑顔で迎えてくれます。
長い時間ありがとう!やっとここまで帰ってきたよ。行きは戻ってこれないんじゃないかと思ってたけど。
この調子なら9時間切れるといわれて初めて時計を見たら確かに切れる!
で、ギアチェンしてペース上げていきました。最後右折して運動場に入るところでも1人抜いてゴール!
8時間56分でした。
去年より24分遅かったけど年代別で13位、団体戦で女子2位に入ることができました。一緒にがんばった皆のおかげです。
それにしても前半本当に苦しいレースでした。雷雨がなかったら、もっと遅い時間だったら走り切れたかどうか自信はありません。でも逆に最初でやめていたら復活劇を経験することもなかったでしょうね。
なぜこんな暑い季節にこんなきついレースに出るのか、といろんな人にきかれます。
友達がたくさん出てるから、エイドが温かくて充実してるから・・・・それももちろんあるんだけれど、チャレンジしがいがあってでも簡単に攻略できない、そんなところも魅力なのかなあと思います。
最後にいつもながらランナーの気持ちのわかった、素晴らしい運営とエイドありがとうございました。
去年もエイドでお会いした方、違うレースでもボランティアしていた方との再会、暑い時もずぶぬれの時も支えてくださってありがとうございました。
また来年、真夏の祭典でお会いできますように。
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