さくら道国際ネイチャーラン2014その5
白鳥に来たもののそんなに余裕がない私、さっさと装備変更して補給していかなくちゃ!
幸いにもそんなに寒くなく、もともとロングタイツはいているので上だけ変更。
さきほどきた薄いウィンドにトレントフライヤーを重ねます。
ナンバーカードのつけかえはエイドの方に手伝っていただきました。
ヘッドライトも装着、蛍光タスキもかけ、さ、補給して・・・となぜかそんなところに取材につかまり!
な、な、なんで私を取材するんでしょーかー。食べながらじゃ失礼かと思い、手に持ったまま質問に答え、あわてて口に入れてスタート!20分かかってしまいました。
白鳥に到着したときは数名の固まりでしたがまた1人。単独走です。
しかもここを出たら本気で真っ暗・・・・突然の漆黒の闇という感じ。
商店街を抜けたら街灯はまったくなくなりました・・・。
ここからはコース最高地点のひるがのに向けてずっとのぼりが続きます。
心の支えは5キロごとに現れるエイドだけ。
真っ暗すぎていったいどこを走っているのかさっぱりわかりません。
そういやそろそろ分水嶺が出てきてもいいはずなんだけど・・・
分水嶺は去年飛騨高山ウルトラにいくとき車で通りかかったことがあります。
が。真っ暗で全然わからない・・・。
しかものぼっている感覚が全くしない。
道が見えないから勾配も体感しかないようですが、のぼってないからまだ先かなあ・・・
あ!分水嶺公園の表示は出てきた。
と、その前に消防署のエイドに到着。
ここにはもっと寒いときに備えてダウンやもっと厚手のグローブ、ネックウォーマーを預けていたところ。
ありがたいことに今年は使わずにすみそうです。
去年はここにダウンを預けたおかげで低体温を免れたランナーがいました。
備えあれは憂いなし。
そのうち左手にゴーゴーと水音がしてきます。
駒ヶ滝です。さすがに暗くてもよく見えました。
そんなこと言ってたらもう25エイド、ひるがの高原についてしまいました。
あれー?分水嶺わからなかった!というかここが最高地点なのかー。
結局ここまでは普通に走ってきてしまいました。
この真っ暗な中、ランナーに会って話ができるとほっとします。
途中一緒に走ってたベテランランナーさんは私のハンドライトを見て
「足元は見えるけど、もっと明るいほうが眠くならなくていいよ、ちょっと重いけど」
と言って自分のをぱっとつけてくれました。
全然明るさが違う!!
暗いと目が疲れてそれも疲労のひとつになります。もっと明るいライトを節約しながら使うといいと教えてくれました。
それにしてもこのレース1本走っただけで、どれだけ多くのことを学んだことでしょう・・・。
自分で気づいたものもあるけれど、惜しみなくベテランの方がこうして教えてくれます。
超ウルトラは助け合って前に進む同士のようなものだと、いつも思うけれど、
ここはまた別格な感じがしました。
そのうち白川郷と高山との分岐点にきました。
なつかしい!!!
去年の6月は右に行ったんだよね。今日は左の白川郷に行くよ。
順調に下って第3CP荘川桜(143キロ)に到着。ちょうど関門1時間前。
少し時間を取り戻せたようです。
が、この後この貯金を失いかけるアクシデントが起きるのでした・・・・
つづく
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