さくら道国際ネイチャーラン2014その6
荘川桜の28エイドを出るといよいよトンネルとスノーセットの連続が出てきます
トンネルは1本1000mあっても普通、それが何度も何度も出てきます。
トンネルがいやなのは、走行する歩道がとっても狭いこと。
しかもトンネル壁から水が漏れていて、ぐちゃぐちゃのところばかり。
どうしてもペース落としたり走れなくて歩くことになります。と、睡魔が襲ってくるのです・・・。
とうとう私にも幻覚が襲ってくるようになりました・・・
ただでさえ狭い歩道に白い箱が置いてあってじゃまだなあと近づくとない。
あ、あそこトンネルの出口だ!アーチがある!と行ってみると出口なんてない。
携帯で話すランナーがいるけど、どうしたんだろ。具合悪いのかな?と近づくといない。
そうこうしているとコースから少し中に入ったところに電力館という30エイドが。
久しぶりに明るい建物を見てほっとします。
そういえばトイレも最後にいつ行ったっけ?という感じでした。
ここは明るくて西洋式トイレがあって助かりました。
ここへは4人くらいで来たのですが、トイレに行っている間に他の人はスタートしたようです。
私もちょっと補給したら行こうかなあと思っていたら、スポーツマッサージの人から声をかけられました。
確かに実はずっと左の股関節が痛いままでした。
いつから痛いのかはもう覚えてないのですが、定期的にストレッチをしていたものの、
夜中になってからは立ち止まるのが怖くて、白鳥からほぼノンストップで走ってました。
この先五箇山もあるし・・ということで整体を受けることに。
どうやら右半身がかなり弱っているらしく、かばってる左に負担が出ているそう。
マッサージではなく、カイロのように関節や骨盤などを矯正していただきました。
やってくださった方は海宝さんのさくら道を10回以上完走、ネイチャーも1回完走経験があるベテランランナー。
ちょっと時間はかかりましたが、その間目も閉じて少しラクになりました。
アクシデントはこの後起こりました。
どうやら旧道に行かなくてはいけないのを違う道を行ってしまったようで、1つエイドを飛ばしてしまったのです。
次のエイドの近くになってから他のランナーの話でj気づき、元来た道を戻ってエイドに戻って正直に話をしたところ、戻らなくてもよかったのにと言われてしまいました
補給もせずにまた来た道を戻ります・・・・この往復で6キロほど余計に走ってしまいました・・・
暗闇を爆走しながら心の中はパニックしていました。
どうしよう!これで間に合わなくなったら!
もう脚を温存もへったくれもない!ロスした時間を取り戻そうと必死に走ります。
そうこうしているうちに白川郷の合掌造りの集落が近づいてきました。うっすらと夜も明けてきています。
一瞬焦る気持ちが消えました。
桜が満開です・・・・なんと美しい光景なんだろう・・・
去年も白川郷は桜が満開でした。
あ、今まで走ってきたところも桜が咲き誇っていて、ライトアップしていなくても白く光っていました。
ああ、これこそ「さくら道」だなあと思ったりして。
そういえばひるがので感じなかった寒さを白川郷にきてから感じるようになりました。
0度くらいだったようです。明け方のほうがきっと温度が下がるからでしょう。
次のCPである道の駅白川郷はこの集落を過ぎてしばらく行ったところにあります。
やっと第4CP道の駅白川郷(172.6キロ)に到着。
ぶっ飛ばしたおかげで関門1時間前に到着!(いったいどれだけ飛ばしたんだろう・・・)
つづく
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