さくら道国際ネイチャーラン2014その1
レースのことを書く前に、何を考えたか準備をどうしたか、自分の記憶のためにも記しておこうと思います。
個人的なコンディションなので、他の人に役にたつかはわかりませんが、自分はこう考えたということで。
まずは簡単にこのレースの内容を・・・・
名古屋城から金沢は兼六園にある「佐藤桜」までの250キロを36時間で走るというもの。
途中岐阜、富山を通ります。
今年は名古屋城の本丸御殿の修復が終わり、特別に本丸御殿の前からスタートすることになりました。
このレース、過去のウルトラの戦歴や作文などをエントリーシートに書いて提出、選抜されないと走ることはできません。
正直選抜されたものの、走り切れるのか、出てもいいものかと悩みました。
それまでの最高距離は142キロだったし、この距離で36時間はその走力から見ると結構無謀。
でもとにかくビリでもいいからどうしたら完走できるのか考えて見ました。
「完走する」とは「完走できなくする要素」をできるだけなくすこと。
過去、ウルトラや超ウルトラでのいろんなトラブルもふまえて完走するためには・・・
①故障しない
②体調管理
③装備
④ペース配分
と考えました。
「故障しない」と「長距離の練習をする」は表裏一体で、故障を恐れて練習しなければそれ以前に走力がつきません。
ですが、やりすぎて故障するほうがもっと怖い。ごまかせる距離ではないことは経験上わかってます。
なのでじわじわ距離を少しずつ延ばして無理はしない、それを何度も反復する。
結局最高70キロくらいしか走りませんでしたが、練習中に怪我することなく当日を迎えられました。
天候や体調で走れない日々が続き、結構焦りましたが、ぐっとこらえてここで走って怪我するより走らないほうがずっとマシと思って実質1ヶ月くらいしかまともには走れませんでした。
体調管理はとりあえずいいとして(笑)問題の肋骨は気にならないくらいになっていたのでよしよし。
「装備」はこういう長距離では鍵になると経験者からもきいていました。
特に去年は途中から雨、大雪になり、多くのランナーが低体温症でリタイア。
ただし走力によってどこで夜を迎えるかや、天気予報によって変わるのでその辺は自分の実力で考えなくてはいけません。
またどういうものを用意したかなどは経験者の方の装備リストが非常に参考になりました。
「ペース配分」は実はよくわかってなくて(笑)各CP間に必要な速度を調べ、どこが関門厳しいとかどこで貯金するとかざっと考えただけでした。実はこの辺は当日走りながらベテランランナーからいただいたアドバイスが参考になったのです。
その2に続く
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