奥武蔵ウルトラ
去年、奥武蔵ウルトラの2週間前に故障してDNS。友達と私設エイドをしてランナーを応援しました。
あの時のうらやましい気持ち・・・。やっとランナーとして、今年初めて走ることができました。
フル以上の距離のレースを「ウルトラマラソン」と呼びますが、この奥武蔵は78㌔(おととしまで77㌔)。
なんとも中途半端な距離ですが、距離がどうかよりコースのタフさ、そしてエイドの充実さでも知られています。
うーん、出るとわかると思いますが、ほかのウルトラと単純に比較できない。
「富士登山競走」と同様、「奥武蔵」は「奥武蔵」以外のなにものでもない。そんなレースです。
私の所属チームからも毎年何十人と参加、ほかにウルトラを走るいろんなレースで知り合った人、毎度おなじみの仮装ランナーやもうこんなに知り合いが出てるレースはいないかも!って感じ。
最初25キロ下界を走ったあと、グリーンラインという山の中に入っていきますが、ここからはアップダウンの連続、そして折り返し。
たくさんのランナーとすれ違い、エールを贈りあうのです。
去年は何度か練習でグリーンラインを走ったけど、今年はウルトラ入れすぎて行くヒマもなく。
一抹の不安を抱えつつスタート。グリーンラインに入るまでは退屈だったけどペースもなにも考えずに、最初は友達と並走、その後チーム男子と並走。ちょっと思ったより速いペースでむむ、と思ったけどとりあえずグリーンラインのあの急なのぼり。
うわー、懐かしいなあ・・・。道路や勾配や風景に覚えがあって、久しぶり(1年以上ぶり)に、あー、この道懐かしいなあを心の中で連発しつつ走る。やっぱり全然知らない道より知ってる道のほうが安心感はあるかも。
阿寺とかユガテとか懐かしい名前と食べ物飲み物が超充実したエイドを堪能。
いちごオレとカフェオレが今回のヒットかなあ。炭酸系もすべてのエイドにあってさすが!
久しぶりの顔振峠もなつかしかったー。高山不動もなつかしかったー。
高山ではチームメイトがスペシャルドリンクを探してくれました。かちこちに凍らせたカルピスウォーター置いたけど、すっかり溶けてぬるくなってました・・。
傘杉峠は去年私設エイド出したところ。そういえば今年は少なかったですねえ、私設エイド。
見晴台のエイドは今年もとっても明るくて、超ノリがよかったし、復路ではギターで歌ってるおじさん(去年もいたような?)もいて、こういうところいいんだよねえ。
刈場坂過ぎるとだんだんアップダウンも少なくなって気持ちよく走れるところ。高山以降すれ違いで友達や仲間にどんどん会えてこれまた元気になってくる。折り返しが近くなってくると向こうからやてくるランナーが「もう少しで折り返しだよー!がんばれー!」なんて声かけてくれる。うれしい。
折り返しでは真っ先に名物のかき氷♪頭いたい・・と思いつつぱくぱく。男性は水着ギャルに駆けつけてましたけど(笑)。折り返しのエイドではFBで知り合ったボランティアの方が見つけてくれました。ありがとー。
今回、エイドでも結構知り合いがいて、元チームメイトの方とか、やっぱりFBでつながってるランナーとか。
後半は大好きな下りがメインだけど、それにしてもあれだけ下りも続くとだんだん脚にこたえてくる・・。
サロマで痛めた右足はなんともなかったものの、なんと左のアキレス腱が微妙な感じ…。
実はここ、2日前の富士登山でもしくしく痛んだところ。お願い、なんとかもってほしい・・。
しかしさすがに疲れが出てきて腰痛もひどくなってくる。のぼりながら腰や背中をストレッチしたり。
何十キロも下りが続くと左膝も怪しくなってきた・・・・
サロマみたいに最後に下れなくなったら、このレースはおしまい。
でもとりあえずもってるぞー。粘れ粘れ!!
最後のくだりは本当に勾配がきついけど、なんとか必死に姿勢を保って下る(あとで腹筋が痛くなりました)。
最後のエイド過ぎるとあとは平地を2キロ。気温も上がって暑いけどもうあとは飛ばすしかないでしょ!
なんかこの風景、萩のゴールに似た感じだなあと走りながら思ってた。
フィニッシュラインの前は誰もランナーがいなかったので、走れる限り必死に走って無事ゴール。
8時間32分でした。あ、ゴールして初めて時計を見ました(笑)。
きつかったけど、楽しかった!そして不完全燃焼のサロマと違って、走れるだけ一生懸命走れて満足感いっぱい。
フルのアップダウンは好きじゃないけど、ウルトラのアップダウンは好きかも・・・と今回改めて思ってしまった。
あとの課題はいかに上りをもう少しまともに走れるかということ。
やっぱりね、山練しないとダメですね。山練するにしてもいつもの万葉じゃなくてもっと長くしないと。
富士登山との連戦週末が終わりましたー。ちょっと走るのは休憩してゆるいトレイルとか行こうかなー。
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