萩往還マラニック140キロその2
1つ書き忘れが。
装備の中でザックに膝サポーターをいれ、足首にはニューハレのテーピングをしておきました。
小江戸大江戸のときに足首が疲労し、そこから膝にきてしまったのでそのときの反省をこめて。
結果としてこれが大正解。
で、萩往還道に入るといきなりの石畳!ここで54キロ地点。実はこの坂堂峠が1番険しくてひたすらここは上る。
石畳と砂利が交互に出てくる感じで真っ暗なこともあり全部歩く。
事前にざっと地図や説明には目を通していたものの、往還道は予想とはだいぶ違った感じ。
もっとずーっとトレイルが続く感じがしていたけど、実際は峠を越えるとロードに出て国道もかなり長く走るしたんぼの間のロードも走る。砂利ではなく走りやすい草の道もあったし、実にバリエーション豊かな道だった。
このレースで私が1番心配していたこと・・・・・それは夜間に山道を走ってこけたりしないかと、あとはコースアウトすること。
まあコースアウトは誰でもするといわれたので仕方ないかと思っていたが・・・なんと一度もコースアウトせずに走り切れた!
はっきり言って、この往還道で地図を見ることはほぼ不可能。そもそも真っ暗なのと自分の現在地がわからないので探しようがない。
じゃあなぜコースアウトせずに行けたかというと、自分に自信がなくこっちだろうと判断しなかったこと。
途中何度か国道を横切りまた往還道に戻るのだが、常に注意して路面に描かれた指示を見ていたこと。ハンドライトは進行方向だけに向けるのではなく、左右に振って周囲を確認しながら進むことが大事だと走りながら感じた。
肝心のコースだが、山口から萩に向かうときは上りもあるけど下りが多くかなり走れる。
トレイルもロードもゆるやかな下りが多く、本当に気持ちよく闇を疾走できる。
聞こえるのはかえるの大合唱や木々のざわめきだけ。このレースで実は1番楽しかったのはこの深夜の疾走だった。自然と一緒になって野山を駆け巡る楽しさ!ランナーズハイになってたかな(笑)。
と、なんとエイドが出てきた。佐々並エイド64.7キロ。
往路ではエイドはないと思っていたのでとってもうれしかった。しかも飲み物食べ物が豊富!
温かいお茶やおにぎりやもういろんなものをいただいた。さて何時だったんだろう・・・
そしてえんえんと峠とロードの繰り返しは続く・・・・一応復路も通ることを考えて国道の番号とか場所の特徴はチェックしておいた。暗くていったいどんなところを走っているのかさっぱりわからなかったから。
そのうちまたお茶だけのエイドが出てきてありがたくいただく。何キロかきいてみたけどエイドの人もよくわかってなかったみたい(笑)。
ちなみにこの往還道、エイド以外はまったく給水できるところもなし。立ち止まって休憩するのも寒いし危ないので峠に走る間の国道などで給水するのがいいかも。自販機はここまででゼロ。次に出てくる明木のエイド付近でやっと自販機が出てくる感じ。
その明木のエイドで75キロ。ここではおまんじゅうがたくさんあって生き返った!!もうだいぶ降りてきたかなと思いつつまだ1つ峠が残っていて・・・これが意外とキツイ。
最後の峠を越えてやっと本当に向こう側に降りてきたときうっすらと空が明るくなってきた、でもまだ4時台。
80キロくらいだったのか・・・・やっと萩市内に向かう。まだまだ!
つづく
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コメント
旅先で自信なんて微塵も無いのに“こっちだろうと判断・・・”
真逆の方向に行ってしまったことが(××)
慎重な判断が”無事”な完走に繋がったんですよね。
気付かせてくれて、ありがとうございました♪
投稿: 三重子 | 2013年5月 7日 (火) 14時10分
三重子さん、旅先でそういうことがあるとドキドキしちゃいますよねー。
今回は特に深夜で真っ暗なこともあり、1番心配していた部分なので神経も使ってたんだと思います。
峠を無事に降りてきたときは本当にほっとしましたよー。
投稿: けろ | 2013年5月 8日 (水) 11時10分