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2013年4月23日 (火)

備えあれば・・・

本当にこの週末のレースは全国どこでも大荒れでしたね。
参加された方、本当の本当にお疲れ様でした。


レースが入ってなかった私は「さくら道国際ネイチャーラン」の応援で金沢へ行っていました。
あ、このネイチャーランというのは土曜の朝6時に名古屋城を出発、ゴールは兼六園の佐藤桜の前の250キロ。
制限時間は36時間という、不眠不休で走るエリートレースです。
現地でも土曜の夕方から雨が降り出し、多くのランナーが夜中山越えをするときは思い切り雪・・・

雪といえば長野マラソンもずっと雪と風、かすみがうらは冷たい雨。
富士五湖ウルトラも前日雪、当日は冷たい雨・・・・
長野やかすみがうらって例年なら暑くて熱中症で倒れる人が出るくらいのレース!
低体温になる人続出なんて聞いたことがないくらいです。

で、富士山のふもとを走る富士五湖はその2つのマラソンよりおそらく気温の低さはダントツ。
去年も天気がいまいちで(最後大雨になりましたね)ウィンドブレイカー着たまま脱げなかったくらい。
でも今年はそんなもんじゃない寒さだったそうです。

だからもうリタイアする人続出。私の周囲でもこんなにリタイアする人が出るなんて聞いたことがないくらいの気候条件でした。
で、その中で完走できた人ってなにが違ったんだろう。


ネイチャーは徹夜で山越えする超ウルトラだし、ここを走れるのは選ばれたエリートランナーばかり。
当然経験も豊富で装備も本当にぬかりないというか、知恵がたくさんありました。
私が応援したところはもう後半あと50キロから先だったので、すべてのランナーが重装備。
ウィンドを重ね着する、その上から雨ポンチョもかぶる、手袋靴下は二重にする、こまめに替える。
予備のシューズを用意して履き替えるなどなど。おそらく補給なども工夫していたんだと思います。
見ていてすごく勉強になりました。

富士五湖でも完走した友達はゴアテックスを最初からしっかり着たり、やはりウィンド重ね着、シューズやソックスの交換もしていたようです。
備えあれば憂いなし。フルなら走り切れる気候でも時間がかかるウルトラでは勝手が違うということでしょうね。


どれだけ装備が必要なのかは個人差はあるとは思いますが、私もあと10日先の萩往還でのいい参考になりました。
今回は寒さがクローズアップされたけど、逆もありますよね。どっちに振れてもいいようにしておかないと。

でもねえ・・・改めて人間ってすごいなあ・・・・って思いました。
目の前のランナーが「つらいーつらいー」とずーっとつぶやきながら、でも決して足は止めずに坂をのぼっていったり(しかも雪)うなだれてもう走れず歩き通してもゴールにたどりついた人とか。
ボロボロになってるのにゴール前の上り坂を全力疾走してきたり・・・・
心がおなかいっぱいになって、帰宅しました。
私も人間のはしくれとして、できるだけのことはしないと。そして絶対に「あきらめない」。


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