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2013年4月25日 (木)

速くはないけど強くありたい

鏑木 毅さんの著書「アルプスを越えろ!激走100マイル」をほぼ読みおわりました。
私は走り始めて1年もたたない頃(フルマラソンに出てなかった)に少しトレランをしていたことがあります。
それは炎天下のロードで練習する気にならなくて、山の中をちょこちょこと走っていたのですが、いつしかロードばっかりになってトレイルのことを忘れていました。

でも3年くらい前に某心拍計メーカー主催のセミナーで鏑木さんにお会いし、ホームコースを一緒に走らせていただきました。ちょっとだけですけど・・。

鏑木さんのご自宅近くのホームコースが練習の場になったのですが、雨でどろどろの斜面をなんとか下っていると後ろから鏑木さんがだーっと降りてきて。
「ほらもっと手も全身も使ってリズムよく!」とアドバイスしてくれて一緒に下ったのです。
その時鏑木さんは本当に楽しそうで、ここも5時間でも6時間でも時間を忘れて走ってしまうのだとか。
あの楽しくてしかたがないという鏑木さんの言葉がとっても印象的でした。

この本はそんな「楽しさ」からはちょっと離れた、心の葛藤やレースでの苦悩、UTMFにかける思いが語られていて、去年からウルトラを走るようになった私にもわかるなあ・・・と思うような内容が多かったです。
おりしも先週末、悪天候の中のレースを目の前でみてきた私にとって、響く言葉が非常に多かった。


その中で苦しみや辛さを味わってこその喜びがあるんだという一文を読んで「ああそうだった」と思い出したのです。


なぜ今年、100キロ以上のレースに出ようと思ったんだっけ。
それも簡単ではない、寝ずに走ったり山を越えたり、普通ならわざわざ好んで出たりしないものに。
今までそういう経験がなく、過去の自分にすごく自信がなくて、それをどうにかしたかったんじゃなかったっけ?
鏑木さんは学生時代の陸上経験で実績もあげられず、挫折を抱えていたと書いていたけど、私にはそれすらない。
今だってスポーツはほとんどできないし、速いランナーの中では萎縮してしまうくらい運動神経がない中で、そんな自分を打ち消したかったんじゃなかったっけ?


そう、速くはなれないけど強くありたい。
そしてもっと違う達成感を味わいたい。
そんな気持ちでこれからのウルトラシーズン、走ります。


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