泉州国際市民マラソンその2
前回の続きです。
17キロくらいで立ち止まっていた友達は、2週間前の別大でPBを更新、その後ハムを傷めていたのが再発していたのでした。
彼は2時間38分で走るランナーだから私のペースだと楽勝ペース。
そこから並走してくれることになりました。
でもハーフあたりから呼吸がおかしくなってきました。
また例の呼吸困難です。ハーフじゃ早すぎる。たぶん寒さのせいだったんじゃないかと思います。
ペースを落とすわけにはいかないので、必死に深呼吸しながら走る。
とにかく酸素を多く入れる、出す、その繰り返し。
しばらくこのまま走っているうちに落ち着いてきてその後再発することはありませんでした。
でももっと違うことにも苦労していました。
サプリの封が切れない。
実は走り始めからずっと足首から先と手がかじかんでまったく感覚がなく、特に手は指もほとんど動かない状態。
サプリの封を切るのにグローブを取らないと無理なんだけど、それもはずせない。
必死に歯で噛み切ろうとするけど、寒くて歯があわない・・・
それを見ていた並走する友達が代わりに封を切って、給水所の手前で渡してくれました。
給水も2人分取って渡してくれてやっとサプリが取れました・・・
走る前に相当補給はしておいたので今まではなんともなかったものの、この先は取らないと本当にマズイ。
給水は全部してましたがそれじゃ当然足りない。
しかし25キロくらいでその友達が痛くて走れないのでリタイヤすることに。
もしかしたらここまで8キロ並走してくれたのもよくなかったのかもしれない。
彼は止まる前にひとこと、
「絶対に粘るんだぞ」
と言い残して視界から消えました。
その言葉は最後までずーっとずーっと私の頭に残っていました。
絶対に粘る。
ここからまた1人旅になりました。
とにかく30キロまで、30キロまで、と言い聞かせて30キロのタイムが2時間16分。
1分ビハインドです。
何キロだったか忘れてしまったけど、誰かが私の名前を沿道から呼んでいます。
ふと見ると和歌山在住のラン友(でも実際にお会いしたのはその日が初めて)が走りながら応援してくれてるじゃないですか。
もうじわーんときて涙が出そうになりました。
ふんばれー、ふんばれー、こんなに応援してくれる人がいるんだから。
そのうち目の前に吊り橋が見えてきました。
そういえば橋を渡るって聞いてるけどまさかこの橋じゃないよね??
と思っていたのにそのまさかの橋を渡ることに。
マジ??予想してたのよりずーっと急こう配じゃない!
やばーい・・・・目の前真っ暗だあ・・・・
続く
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