泉州国際市民マラソンその3
続きです。
32キロからは橋が2つあり、それを往復するので4回通ることになります。
1つめのは勾配はあるけど長さはまあまあ、2つめは勾配は緩やかだけどだらだら長い橋。
2つの橋の間もけっこうあり、その先に折り返しもあります。
1つめの勾配は佃大橋の比ではないですね。NYCマラソンの最初の3キロを超える吊り橋がいい勝負かも。
仕方がないので少しでも貯金をキープできるように上り始めました。
1つめの橋を下っているとすれ違いであのスピードランナー、マロン君が疾走してくるのが見えました。
ふと顔見たら苦しそう。復路は向かい風が強くてきついんだけど、マロン君がこんな顔して走っているのを初めて見ました。
そうか、スピードランナーだろうがどんなランナーだろうが、ここは苦しいんだ。
お互い手で合図しながらすれ違ったけど、苦しいのは自分だけじゃない!と思い聞かせました。
この橋の往復は橋と橋の間も長くて本当にきついけど、でも多くのランナーとすれ違える場所でもあります。
この後も次々仲間とすれ違ってパワーがもらえました。
とはいえ、もう手がいうことをきかなくてサプリもジェルも何も取れない状態だったのですが・・・
最後の橋を超える前の39キロでもう315は切れないと悟りました。
でもその時あの
「最後まで粘るんだぞ」
を思い出して、どんなタイムだろうとなんだろうと粘る!いい加減な走りはしない!と力を振り絞り。
でも実は文字がだぶって見えたり身体には異変が起こっていました。
ゴールしてから低血糖状態だったんだとわかったのですけど。
いつまでたってもフィニッシュゲートが見えない中、がむしゃらに走り、でも電光掲示板は3時間16分。
終わりました・・・・疲れた・・・・。
正直直後は満足できずうれしさもまったくなかったんですが、仲間と合流してから気がつきました。
このメンバーと一緒じゃなかったらここまでがんばれたっけ?
このきつい橋を心が1回も折れずに走れたっけ?
走って本当、よかった。よかったです。
目標も課題も持ち越しになったけど、この経験はきっといつかどこかで生きる。
どんなレースも走れて本当によかった。
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コメント
凄いざん、デスヾ(@⌒ー⌒@)ノ
東京と板橋でリベンジざん、デスね♪( ´θ`)ノ
投稿: ハタハタ君 | 2013年2月20日 (水) 13時55分
ハタハタくん、ごぶさたです。
お友達のマロン君も走ってましたよ。
よろしくお伝えください。
投稿: けろ | 2013年2月20日 (水) 20時38分