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2012年5月 3日 (木)

チャレンジ富士五湖その5

やっと70キロ、本栖湖の折り返しまできました。


72キロと100キロの参加者はここのレストで折り返しますが、112キロの人はさらにここで本栖湖を1周します。


まあそれはよくわかっていたのですが、いざこの場所にきてみたらレストに着いた安堵感でしょうか、
「ここで本栖湖1周するのか・・・」
と112キロの大変さを痛感しました。
112キロの人は他の距離はいいな・・・と思うそうですがまあそうですよね(笑)。


ここのレストにはこんなものを預けておきました。

替えのシューズとソックス、簡易雨合羽、サプリ補充分、カロリーメイトなどなど。


結局ここで使ったのはカロリーメイトを一気飲みしただけ。
シューズは雨がほんの少しで替える必要もなかったし、同じ理由で雨合羽も不要。
実は51キロからここまでは全然サプリを飲んでいなくて(ただ単に忘れてた??)
まるまる残っていたのでこちらも手付かず。
たぶん、51キロ以降はエイドで食べ物が豊富になってきて、うどん食べたり
カステラ食べたりしてたので必要なかったみたいです。
なのでここでもさっさと袋は戻す。


でも70キロレストともなると座ってる人、ファイテンのマッサージ受けてる人、
結構くつろいでる人が多かったです。
私は座らずストレッチもせず、コーラを飲んで出発!(コーラおいしかった!)
そうそう、なぜかこれ以降はスポーツドリンクも飲まなくなってしまいました。
コーラもおいしいしオレンジジュースもおいしい。
90キロ以降は寒くなってきて、ホットレモンティを飲んだらめちゃくちゃおいしい!!
酸味と甘みがからだに染み渡る感じで。
スポーツドリンクに飽きちゃったんでしょうね、きっと。


で、この折返し以降も今度はこれからレストに向かうたくさんのランナーとすれ違います。
前はこちらから速いランナーに声をかけることが多かったけれど、なぜかこのへんから
逆に声かけられることが増えましたね。


淡々と同じ道を戻って西湖まで。また坂をのぼっていきます。
行きとは反対側の西湖をまわっていくのですが、この80キロまでほぼイーブンで
いけていました。まあレストやエイドでの時間がかかってきたのでその分時間がとられてますが。


が。
がぜんこの辺から脚が重く棒のようになっていることに気づきます。
なんとなく自分で脚が終わりかけてることがわかってくるんですね。
まだ完全に終わってはいないけど、疲労がじわじわやってくる感じ。
私は走っていて一度も攣ったことがないんですが、このじわじわ感はフルとはまた違うような。


行きの西湖は幸福感にあふれて走っていましたが、帰りの西湖はあまり記憶がありません(笑)。
もうこのへんになると同じペースで走ってるランナー同士何十キロもほとんど一緒に走っていて
誰か脱落したら消えていく、みたいな感じでした。
もうただ淡々とペースをキープしつつ走るだけ。


でも気持ち的には全然苦しくなくて「あと20キロってハーフもないじゃない」とか
「あと15キロって皇居3周だ」とか勝手に思いつつ走ってたしまだまだ走れてた。
それがマズイとなったのは90キロ過ぎたあたりから。


たいした下りじゃないけれど、蛇行した下りがあって、そこを走ってるときに股関節にとうとう違和感。
ああ、きちゃった・・・私の弱点の股関節。
しかも本当なら得意なはずの下りで。
まずいな、と思いつつスピードを落として下る。ああ、ここは本来なら飛ばせたはずだったのに。

そこからゴールまでは本当の苦しみでした。
ほぼ平地か緩いのぼりでも走るとどんどん痛みが増してくる。
スピードはどんどん落ちてついに歩く。


屈辱でした。
ウルトラは歩いてもいいって心の中で思っていたけれど、本当に歩いてしまったとき自分に負けた気がした。
今まで足首をくじいたつくばの時以外、どんなときでも歩いたことはなかったのに。
しかもここまで来て。


走ったり歩いたりを繰り返しつつ、最後95キロ以降ののぼり。
もう痛くて走り続けることができなかった。
チームメイトたちがいろんなところで応援してくれていて、坂の途中でも励ましてくれたけど
そのときだけだった、走れたのは。
悔しくて悔しくて情けなくて。


上りの後は最後下りが待っています。ここも本当なら気持ちよく走り抜きたかったのに
股関節痛くてゆっくりとしか走れない。
と、体育館の前になぜか置いてあるマットを踏んだら私の名前のアナウンスがある!


そう、1人1人の名前を呼んでくれるのです。
多分最後のマットはそれ用だったんですね。
しかもすぐそのあとに聞き覚えのある名前が・・・チームメイトでした!!しかも2人も(笑)
そんなわけで3人揃って手をつないでフィニッシュという、なかなか思い出深いゴールとなりました。
10時間45分46秒。
こうして初ウルトラは終わりました。


つづく

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