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2012年5月 9日 (水)

GWに感じたこと

GWも過ぎ日常生活が戻ってきましたが・・・


結局GWの走行距離は180キロでした。
もちろん毎日走ったわけではなく、仕事の日は走ってないし天気によって短いジョグの日もありました。
富士五湖1週間後からよくもまあこれだけ走れたものだと思いましたが、
不思議と疲れもないし、もちろん脚もなんともないです。
逆に距離に対する耐性がついたのかなあ・・・と思いますが。


先にFBに少し書いたのですが、このGWはいろいろな意味で何か自分の中で変わったように思います。

そもそもは「今年は何か新しいことに挑戦しよう」とウルトラにエントリーしたのから始まって。
それに向けて練習しているうちに超ウルトラランナーの友人たちが増えたんですが。


その中の2人が520キロを走破するレースに、2人が同じレースのハーフ(前半と後半)に
出場したのでした。
全部走ると東京から荒川を北上し、埼玉、長野を経由して信濃川沿いに走って新潟でゴール。
ゴール直前では日本海も見るというまさに縦断。
出発を他の友人たちと見送ったあとは状況を見守るだけでしたが、CPのタイムが自動で
上がるわけでもなく、本人たちが投稿してくれる情報だけで把握することしかできませんでした。

1日最低2時間の休憩だけでほぼ不眠不休で走ってるランナーたち。
その生の声や写真を見ながら、私も走らずにいられませんでした。
そのうち前半ハーフを見事完走した人がFBに投稿していた内容が、胸にぎゅーっときて
涙がぼろぼろこぼれました。自分は走ってないのに。

これだけの距離を走っているとトラブルがない人は誰もいません。
走れない状況になる人、それでも走ってる人。
ランナーたちは走れなくなった自分をどう受け止めてどう進んでいくか。
どうやってあきらめずに進んでいけるのか。それが自分との闘いなのだと思います。
中には制限時間ギリギリで、でも完走した人もいたし、
なんと制限時間を1日半過ぎても進み続けてゴ-ルした人もいました。

この強い気持ちはなんなんだろう。
こないだたった100キロで落ち込んでた自分は何?
おまけに520キロを苦しみながらも完走した友人たちは
「一度もやめようと思ったことはなかったし、会話にも出なかった」と。
脚がぼろぼろになって今は歩くことすら大変なのに、そんな脚で走り続けてた。
もうなんと言っていいのか・・・言葉もみつからないくらいでした。

最後の方は脚の状態が違って別々に走ってた友人たちも、最後は一緒にフィニッシュ。
ちょうどそのとき公園を走っていた私も、彼らがゴールに入るまでは走り続けようと
祈る気持ちで走っていました。

ここまで走れる心っていうのは何なんだろうなあ・・・
何か大きなショックを受けたような感じさえしました。
人間ってすごい。
心が肉体を超えて、引っ張っていく。

私はすぐへたれてしまうけど、でももっと強くありたい、強くなれるだろうか。
そんなことを最後の方ではかみしめていたのでした。

こんな走りを見せてくれた友人たち皆にすごく感謝しています。
感謝という言葉がふさわしいかわからないけど。
でも何かターニングポイントになれたGWの出来事でした。

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