チャレンジ富士五湖その4
私もウルトラに参加するまではレストってなんだか知りませんでした。
レストは自分の荷物を引き取れる場所です。
たとえば今回のように午後雨が予想できる場合、雨具を入れておくとか替えのシューズを入れておくとか。
サプリも最初から100キロ分持って走るのは荷物になるので、ここで後半分を補充するという手もあります。
あとは胃を守る豆乳を置いておいて飲む人もいるし、必ずウェアを着替える人もいます。
私はまずこの51キロの最初のレストにはサプリとゴアテックスのウェアを入れておきました。
一応ここまで走るのにフルほど細かくはないですが、アミノダイレクトやアミノピュア、
走りながらハニースティンガーを取って全部消費しました。
あと38キロエイドではおにぎり2個とお味噌汁。
寒いレースには暖かいものがうれしいですね、あとお味噌の塩分もありがたい。
おかげでガス欠なく来れたので後半用のサプリをポーチに。
あと前日買っておいてここに入れておいたあんぱんも食べて。
もちろんゆっくり休憩することも可能ですが、私は必要なものだけ移して早々に出ました。
なにしろ坂の途中だしまだ51キロだし。
坂を上りきると西湖です。
山中湖、河口湖と比べるとひっそりしていて観光客もあまりいず。
いるのは漁師や釣り客だけ。
実はなんだかここに来たらほっとしました。ランナーもかなりばらけてきたし、すごく静か。
時々湖の波の音がするだけ。
ふっとなんと贅沢な時間を過ごしているのかと気が付きました。
こんな長時間費やしてただただ走るだけという時間。
東京で自宅にいたってこんなに静かな時間は送れない。何か必ず雑音がある。
走ることだけに専念できるうれしさとか幸せとか、そういうことがわーっと押し寄せてきて
なんて自分は幸せなんだろうと思って走ってました。
とそんなことを思って半周すると次は精進湖へ向かいます。
このへんは青木が原樹海のすぐそば。うっそうとした木々の脇を進みます。
精進湖につくと62キロ。ここから行きはぐるっと湖をまわります。
精進湖は小さいからあっという間。
いよいよ折り返しのある本栖湖へ向かいます。
このへんになると速いランナーとすれ違う楽しみがあります。
歩道を走るので狭くて走りにくいんだけど、速いランナーにすれ違いざまにエールを送ります。
知らないランナー同士でもエールを送り合う。
すれ違いウルトラの楽しさですねー。フルだともっとスピード出してるし仲間同士なら声かけあうけど。
レストが近づくにつれてすれ違う人が増えてきます。
本当に歩道が狭くてちょっと危ないんだけど。
顔見知りや仲間も会えるようになってがぜん元気が出てきます!
最後のレストは70キロ。
ここまで脚もそうだけど、ほとんど疲れてませんでした。
気がついたら70キロだった、そんな感じ。
でもウルトラはここから。
ここからが長いのです。
つづく
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