大人のスポーツ

今でこそ、マイペースとはいえ月に平均２００キロは走ってる私ですが。

学生時代、特におさななじみはこの事実を知ると

「うっそでしょー！あの運動オンチのあんたがー？」

という反応がまず９９％近い確率で返ってきます
ま、親や弟もびっくりしてましたから。

はいそうです、生まれつき「スポーツ」という単語とは無縁の中で育ってきました。
とはいえ、家族の中では私だけ。
母や弟は特にスポーツしない人生なんて！ってくらいスポーツ人生送ってました。
だから私は家でも学校でも浮きまくってた存在なんです。

母は最初からそんな私には期待していなかったらしく、
できないものを強制されることはありませんでしたが
（水泳はできたけど）
学校はもうそれこそ「地獄」でした。

学校の体育の授業ってどっちかっていうと、集団スポーツの権化ですよね？
みんなで球技、みんなで走る、みんなで・・・・・
そんな中私は足をひっぱってばかりでした。

今思えばかなりひどいと思うけど、小学生のときクラスで野球チームが作られていて
キャプテンが自分の入れたい子を順番に入れていくんですよ。
私は誰も呼んでくれないし、まあどっちかっていうと入れたくない。
そういう子はクラスに何人かいて、完全にお荷物な存在でした。
いやいやジャンケンして仕方なく取ってやるか、そんな感じでした。
なのに放課後の練習は必須。
それを黙って笑って支持していた先生は・・・・
卒業後一度も会ってないですけどね。
（会いたくもないけど！）

そんな体育の時間で唯一心が晴れたのは、水泳と長距離の時間。
そう、ロードレースはかなり上位にいつもつけていたのです。

スタートで遅れる私ですが（瞬発力に欠ける）持久力があったのか、
あとでじわじわと追い抜いて勝つ！
そんなパターンでした。
大人になって走り始めて、子供のころ体育が非常につらかったことを
思い出して泣きそうな気分になったものです。

集団スポーツは人に迷惑かけるから・・・ってできない人はすごく
気にかけているんですよ。
子供は露骨にいやな顔しますからね。
大学生になってスキーにはまりましたけど、あれは自分のペースで
すべればよかったし、ランニングもそう。
遅くても自分の問題だし、誰にも迷惑かけない。
そう思ったら本当にスポーツが楽しくなった。
体育の授業のままだったら、絶対に一生スポーツを楽しむことはなかったな。

今は走るのが本当に楽しい。
大人になってよかった。
時々学校教育ってどうなんだろう・・・・って思うことがあります。
もう子供には戻りたくないねー！