ゆるがない本物
先日またWhole Foods Studioでオーガニックやフェアトレードの講義を
させていただきました。
オーガニックやフェアトレードを取り巻く環境も、周りの考え方も
日々変わっていくので毎回変更点や新しい部分を加筆したりして
そのときにいろいろな資料を読んだりするのですが・・・
毎回発見や考えさせることや、生徒さんからヒントをいただいたり
しています。
そして基本に立ち返ったりします。
これは「China Study」の日本語版
この本の日本語版は3冊に分かれているのですが
その最後の本を注文するのを忘れていて、ちょうどこのときに読みました。
簡単にこの本のことを説明すると、キャンベル博士という食べ物と疾病の
関係について長年研究されてきた内容が細かく紹介さえれているものです。
タイトルになぜ「チャイナ」がつくかというと、中国農村部とアメリカとの
ガンの発生率、その種類と食生活について壮大な研究が
元になって書かれたものだから。
博士のいう健康を保ち元気でいられる食生活は
「プラントベースでホールフーズであること」
つまり、野菜類をメインに、しかも丸ごと精製しないということ。
はっきりとヴェジタリアンとは違うと書かれています。
ヴェジタリアンは必ずしもホールフ-ズではないですから。
特定の栄養素を取り出して「効果がある」というのはナンセンス。
その要素はもともとの固体にあるからこその力であって
単独で摂取したときとは比較にならないというもの。
ある意味とてもシンプルです。
だって大昔でもない、少し前の食事に他ならないわけだから。
実は最終巻はそういう説の説明とは少々異なった内容で
博士がこのような持論を発表するにあたり、あちこちで
「迫害」「妨害」されてきたかというのが実名で書かれています。
食肉協会、加工食品業界、牛乳推進派、政府などなど
まるで原子力安全保安院が関係者で埋め尽くされているのと
同様、この手の業界はがっちりと癒着し反対論を唱える人を
弾圧している。
そんなアメリカの実情が淡々と書かれていたのです。
どこの国も同じです。
日本もそうです。
電力関係だけじゃありません。あらゆる団体やがっちりスクラム組んで
自分たちの利益のために守りあっている。
「○○はカラダにいい」情報は、よーく見ると裏に推進団体の名前が
見えることが多いんですよ。
講義でもお話しましたが、やっぱり「本物」を見分ける目と感覚と
知識を持ってほしいと思っています。
本当に自分に大事なのは何なのか。
目先の利益やコストのために、食卓が遺伝子組み換え食品で
いっぱいにならないように。
「安く」「お手軽に」食を済ませるということは、
自分自身を「安く」していることに気づかないと。
そして次世代に重いつけをまわすことがないように。
今までも考えていましたが、やっぱりこの方向性はゆるがないなと
また新たに思いました。
「本物」を見て伝えられるように日々勉強です。
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