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September 17, 2011

野菜の個性を生かすこと

最近よく行く自然食品のお店には普通の店にはない野菜があります。


今年、個人的に気に入ったのが「地這えきゅうり」というもの。
普通のきゅうりはつるが上に伸びて、実がぶら下がるのですが
これは文字通り地面を這うようにしてなったきゅうり。
表面が地面についてるので擦れてることがありますが、
味が濃く、生だけでなく炒めたりするとしっかりしておいしいのです。


こういう野菜はどんどん消えつつあります。


今はずいぶん減農薬・無農薬(表記上は特別栽培としか書けない)
の野菜が増えましたが、でも種は種苗会社から買ってくるのが普通です。
これはF1といって一代しか実らない種。
育てやすく、企画が揃っていて流通しやすく販売しやすいです。


が、そのために昔からある地元の野菜が消えています。
よく三浦大根は大きくて栽培しにくいし流通しにくい
(しかも少人数の家庭で消費できない)からあまり売ってないと言われます。
ただ店によってはまだ取り扱いがありますが、それもほぼF1です。

F1でないとなると何なのか・・・ですが「自家採種」という自分たちで種をとって
それを撒いて・・・という方法がありますがすごく大変なので
取り組んでるところはそれこそとっても少ないです。
少ないですが、守ろうとしてがんばっている生産者さんはいるのです。

そもそも野菜にしろ家畜にしろ、個体差があるのは当然。
私たち人間だってそうですよね。
でも効率とか便利とかを考えて生産物はどんどん個性がなくなっていきました。
昔は量り売りが主流だったそうですが、スーパーのパック販売では
それも無理といえば無理。
こうして伝統野菜が淘汰されてきているのです。

最近は買うときどうやって作られている野菜か、見た目だけで判断せず
お店の人とも相談しながら買ってます。
意外な料理法も見つかったりしますが、そうやってシェアすることで
守っていきたい、と思うようになりました。

安くたくさん食べるより、ちゃんと選んで個性を生かして食べたい。
今はそういう時代になってきたように思います。

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Comments

何も知らないときは野菜の種は農家の人か採取してるものだと勝手に思い込んでました。
最近は続々と種苗会社が新品種を開発してるからそれを売ってるのですね。
地元の京野菜も農家で自家採種してないのかな?自家採種しないと育てた野菜を全部出荷できるからいいのでしょうか?
来種を自家採種するから環境に対応した突然変異もあり得ると思っています。
農家すら大手企業に左右されてるのはどうかと思うのですが各農家のご事情とかもあるので難しいでしょうね

Posted by: ぺんた | September 17, 2011 at 10:12 PM

コメント遅くなってごめんなさい!
自家採種は本当にごくごく一部のことで、有機ですらまだ1%にも満たない日本の農業界では知らない人も多いのではないでしょうか。

京都の伝統野菜とか書かれていますが、何も書いてなければ種は買ってるはず。申し訳ないですが、見た目重視のために通常のものより農薬散布の回数も多いときいています。宣伝文句にだまされちゃいけないなあと思いました。

農薬を使わないで育てるですら大変なのに、というのが本当のところでしょうね。

Posted by: けろ | September 27, 2011 at 06:04 PM

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