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July 30, 2010

食卓も時代の変化

もう何年も前にテレビ(確かNHK)で放送されたのを
見た記憶はあるけど、本は読んでなかったもの。


「変わる家族 変わる食卓」


何千もの家族の食卓写真を紹介したもの・・・といえば
ああ、そうかと思い出す人も結構いるはず。
ものすごい朝ごはんの写真が出てきてびっくりした記憶がありました。


実際読んでみての感想。
これは食卓だけの話じゃないのです。


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実はこの本ではこの食卓についての是非を
問うているわけじゃないのです。
ただ淡々とアンケート結果を分析してるだけ。
そこから浮かび上がるものを紹介しているだけなのです。


ここには実にさまざまな食卓が出てきます。


朝ごはんは家族がそれぞれ好きなものを起きた順番から
冷蔵庫から出してくる。
「とにかく忙しいから」で1週間ほとんど外食と買ってきた
お惣菜で済ませた家。
なぜか月曜の朝は玄米を食べる日、と決めて
しかも栄養過多だからとおかずも何もつけない家。
子供は1回でも嫌がったものは食卓に乗せない家。
家族のリクエストに応えるのが大変で、食卓を
ビュッフェ形式にしてしまった家・・・・


そもそもが、料理などしたことがなかった人がほとんどで
つまりはその親の世代もさせようとしなかった。
家にしばられた祖母の世代を見て、変えようとした親が
もしかして多かったのかもしれない。
いや、根本的に「食卓を囲む」ということがなくなったという事実。


我が家もそうでした。
父の帰りは遅く、週末しか一緒に食事をすることはなかったし
どんどん新しいインスタント食品が出てきて、
新しいものが大好きな母はすぐ買ってきていたし。
そういう母も結婚するまで料理ができなくて、
料理学校に通って覚えたって言ってたくらいですから
もっともっと古い世代からの問題なのかもしれません。


実際に会社にたくさんいたママさんたちは、
男性並みに働くことを要求されるわけで、
どこの家も冷凍食品は必需品。
子供にチンさせている家庭は珍しくなかったです。
でも、そうしたくてしてるわけじゃない。
食事より、会社の業務を優先せざるをえないから。
ま、この本にはそんな本当に忙しい主婦じゃない人も
たくさん登場してましたけどね。


私がマクロビオティックの料理教室に通っていたときも
時々全然料理したことない人に出会いましたっけ。
でも健康には人一倍興味があるから通ってる。
そしてそういう人はどんどん増えてるっていいますね。


価値観というのかなあ・・・・
そういうものが根本的に変わったんですよね。
そしてもう元には戻らない気がします。
だって、誰も「こんな状態じゃいけない」なんて
全然思ってないんですから。


「ゲゲゲの女房」でも、手際よく料理を作るふみえさんより、
かっこよく出版社で働く女性に憧れるシーンが
出てきます。
この頃がもう変化のスタート地点だったんだろうなあ・・・。


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Comments

わたしも読みました。
けろさんのおっしゃるように、「伝統」とか「習慣」とかはどんどん失われていっているのですよね。。。
それはもう取り返しがつかないのだなあ、そしてそこには、ほぼ手作り食をたべているわたしですら部外者ではいられず、その流れに消極的に加担しているのだなあ、という切ない気持ちになる本でした。

Posted by: いわし | July 30, 2010 at 01:01 PM

いわしさん、コメントありがとうございます。

この本読んで、書かれているのは食卓のことだけど
根本的な意識が大きく変わってきたってことなんだと実感しました。
しかももう私の親の世代からそれは始まっていたんだってことにも気づき・・・。

どう現代の生活の中で共存して残していくかだなあ・・・と思ったのでした。

Posted by: けろ | July 30, 2010 at 06:07 PM

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