持てる人と持たざる人
先日テレビで何かの再放送をやっていたときのこと。
番組はNYのおもしろいレストランの話で、
いろんな場所を借りて一時的にオープンするアングラレストランのこと。
シェフは普段は他の仕事をしている男性で
真空パックを使ったり、いろんな普通料理に使わない機械を使って
料理をふるまう。
その珍しさとおいしさが受けて、今じゃ会員が数万人を超えたとのこと。
今回は24時間で24品を参加者全員で作って食べるという企画。
朝食からディナーまで、制限時間24時間で加工品を一切使わず
作る。
見ていてすごかったです・・・。
参加者は24時間ずっと参加してもいいし、好きなところだけ参加してもいい。
朝食は7000円、昼食1万円、夕食15000円。
どれも立派なコース料理ばかり。
実際24時間全部に参加した人もいて、(3食コースで24品食べたことになる)
また参加したい!なんて言ってたけど、
どうも見ていた私と夫は心がもやもやしていて。
夫がぽろっと
「あのさー、食事がまともに取れない人もいるって世の中に
いったい何これ?ニューヨ-カーの道楽だな、こりゃ」
と言い、私もそうか、もやもやは同じように感じてたからなんだ、って
気がつきました。
その日その日の食事もままならない人は、先進国にもたくさんいるし
それなのに24時間でこんなに食べることに、
こんなに大勢の人が参加してることが、どうも納得いかなかったのです。
別に残したわけじゃないかもしれないけど、
こんなにたくさん食べる必要が本当にあるの??
食べられない人って、本当にたくさんいるんだよ。
なんか、世の中は持てる人と持たざる人の差がどんどん極端になってる。
そんな風にやるせなさを感じた日でした。
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