究極の食
食べ物は動物にとっても植物にとっても、生きていくうえで
非常に大切なもの。
でも現代人はその食べ物で「病気」を自ら作っている。
そこに警笛を鳴らし、本当に大切なものは何かをやさしい口調で
語っている本です。
「究極の食」(南 清貴著)
タイトルからすると、いったい何が究極の食なの??
と思うかもしれませんが、絶対的にこれ!というものはないというのが
南さんがおっしゃっていること。
年代によっても、環境によってもそのときに適切な食は異なってくる。
それを自分で感じ取ることが大事だと言っています。
南さんはあのキヨズキッチンを経営されていた方。
ご存知の方も多いと思いますが、ヴェジタリアンでもマクロビアンでも
ありません。
動物性は少量でも絶対必要だと主張しているし、
油と酢の摂取について独自の考え方を持っている方です。
(揚げ物は油は酸化するので好ましくないとか)
整体師をされている経験から、東洋医学的な見地で考えているようですね。
でも病気に関する考え方は非常にうなづけます。
風邪は一定の条件が重なって生まれる、次のステップに進化するためのもの。
うまく風邪をひいて「脱皮」しようとか、どんな病気も原因は自分が作り出したもの。
病気そのものに自分が向かい合わないと、解決できないとか。
どこかに不調を感じるときは、なにか必ず原因があるもの。
それを感じとっていけるのは自分だけなんですよね。
久々にすーっと背筋が伸びる思いがする本でした。
よかったらぜひ!
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