お正月の手帖
私は元々お節が苦手。
子供のときは食べるものはほんのわずかでした。
というのも、甘辛いあの味付けが苦手だからなのです。
和食の原点ともいえる、あのおしょうゆと砂糖のコンビ。
今でも照り焼き、すき焼き、みたらし団子・・・このへんの
味付けは苦手でほとんど食べてきませんでした。
料理に砂糖を使わなくなって、初めてあの甘さが苦手だったことに
気がついた私、お節は以前は高いセットをデパートで買っていましたが
高いわりにおいしくないこと、自分で作ったら意外とかんたんだったことに
気づいて、少しずつ作り出したのです。
ま、夫が大のお節好きってこともあったんですけどね。
(私と正反対・・・)
でも作ってから思ったのです。
お節はマクロ仕様にするものじゃないと。
1つ1つの料理に意味がこめられていること、動物性を排除したお節は
その意味合いを無視しているように感じたこと、
それにまして、保存性が悪いこと。
やっぱり味付けは多少控えめにするものの、伝統的に作るのが
理にかなってると感じたからです。
ま、こう書くと「昔は動物性なんて食べてなかった」って反論する人に
あったりするんですけど、こういうハレの日は特別だったと思うし、
すぐ「昔」という人は、部分的に「昔」を都合よく取り入れているだけで
現代の快適さの恩恵も受けているんだということを、
認識してほしいかな。
と、横道にそれてしまいましたけど、この本は着物の着方に
大掃除の仕方など、「暮しの手帖」ならではの切り口で
楽しく読める1冊になってます。
Amazonでの取り扱いがないみたいで、リンクは貼れないんですけど
ぜひ店頭で見てみてくださいねー。
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