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June 19, 2008

モンサント社は世界を食いつぶす

ひさしぶりに背筋がぞーっとする番組を見ました。


先週の土曜にNHKBSでやっていた「BS世界のドキュメンタリー」。
考えてみれば、本当によくこの番組を見るのですが、
今回だけは、本当にもっともっと多くの人に見てもらいたい!!
と、思ったくらいの衝撃の内容です。


前置きが長かったですね(苦笑)。
今回は、社名は聞いたことがある人もいらっしゃるでしょう。
悪名高きアメリカの企業「モンサント社」。
強力な除草剤と、その除草剤に耐性を持つ遺伝子組み換え種子を
セット販売しているというとんでもない企業。
その「モンサント社」が世界に及ぼしている悪影響を追求した
フランス製作のドキュメンタリーです。



創業100年以上たつ化学薬品で有名なモンサント社は、
以前から添加物や化学物質でいろいろ問題を起こしてきていた。
そして今は、除草剤と遺伝子組み換え種子を世界中で
売りまくっている、しかも合法的に。


番組では、モンサント社と政府の癒着、カナダでは賄賂の発覚など
政治的に保護されながら、巨大企業になったこの会社の実態を
紹介。
ただし、肝心のモンサント社は一切取材には応じていない。


アメリカ国内でもモンサント社の劇物でガンをはじめとする
病気の多発があり、訴訟は起こされているものの、
刑事告発は免れている。
アメリカではこういう企業のトップは刑事告発されないのだ。
遺伝子組み換え種子は特許も取得しており、その特許料だけでも
莫大な収入。
種子は1代しか使えない決まりで、個人的に保存した農家は
訴訟を起こされ、廃業を余儀なくされる・・・。


インドでは綿花栽培の種子も、モンサント社がほぼ独占。
モンサント社以外の薬はきかないため、収穫できずに
自殺する農家が続出。
自殺する農家の話は、People Treeでも聞いた話です。


中南米でも同様の動きが。
特にとうもろこし発祥の地で、主食でもあるメキシコの問題は深刻。
在来種との交配が発見され、主食が脅かされている。
パラグアイなどは、種子を密輸され(モンサント社の仕業かどうかは不明)
政府が遺伝子組み換えを認可せざるをえなくなってしまった。


モンサント社は世界中の種子会社を次々と買収し、世界中の
種子を独占するつもりだ・・・そしてもしかしたらそれは近いうちに
実現してしまうかも・・・。


どうします??日本のお米がこんなことになったら。
もうすでに遺伝子組み換え種子との交配が見つかった植物も
あるんですよ。
政治とどっぷりと癒着してたら・・・・考えたら本当にぞっとします。


この番組、再放送されるそうです。
今日木曜の深夜と金曜の深夜。前編・後編と分けての放送です。
録画してあったものをやっと昨日見たのですが・・・・・
怖すぎて、怖すぎて。

たかが遺伝子組み換えじゃないですよ。本当に。

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Comments

ほんとに怖いですね。遺伝子組み替え作物の影響は何十年という長いスパン(もっと長い期間が必要かも)で調べなければ分からない事なのに、一部の人間の思惑でこんなに広がってしまうなんて・・・。
ちょっと気になったのですが、この間開かれたアフリカ開発会議でアフリカでの食糧(米?)増産が一つの目標になっていたと思いますが、そこにつけこんできたりしたらいやですよね。

Posted by: mame | June 19, 2008 at 08:38 PM

mameさん、遺伝子組み換えのことは知ってるつもりだったけど
こうして世界中にすでに及ぼしている悪影響を知ると
全然わかってなかったな、と思い知りました。
地球温暖化とかとはまた違う話ですね。
1企業の営利と国との癒着も背景にあるわけですから・・・。

アフリカでの食料増産・・・きっともう手は伸びて
いる気がします。
遺伝子操作じゃ、本当にカンタンには太刀打ちできない。
先端技術をこんな風に使うことに怒りを覚えます。

Posted by: けろ | June 20, 2008 at 08:37 AM

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