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January 15, 2008

ワーキングプアその後

もうずいぶん前になりますが、NHKで「ワーキングプア」の
3回目の番組を放送していました。


この番組、1回目から見ています。

そのときショックでした。
想像の範囲での人もいたけれど、それをはるかに超えた
状況の人もいて、これが今の日本の現実なのかと
がくぜんとする思いでした。


3回目は日本のその後と、同様にワーキングプアの
問題に立ち向かうほかの国の取り組みが
紹介されていました。


1回目に出ていた親に捨てられてホームレスになって
しまった彼は・・・・どうなったんだろう。

彼は以前は捨てられた雑誌を拾って生計をたてていました。

母親に捨てられて、住んでいたところを追い出されてから
ずっとホームレスです。身寄りも誰もいません。


でも今回は三鷹市の清掃作業を手伝っていました。
しかも真面目な仕事ぶりが認められて、引き続き仕事が
できるようになっていました。
銭湯に1日おきに行けるようにもなったし、
定食屋さんであたたかいごはんが食べられるようになり、
コインランドリーで洗濯もしていました。


・・・・・なのに、まだホームレス、でした。


保証人のいない彼は、定職につけないのです。
とても家を借りて生活できるほどの収入は
まだ現状得られていなかったのです。


彼は1回目のときに
「生まれてこなければよかった」
そう言っていました。


でもまだ今でも
「生まれてきてよかった」
とは思えないそうです。

そう言った彼の目から突然大粒の涙がこぼれました。


それでも、人に必要とされ、清掃作業をしていると
暖かい声をかけられるようになって、
やっと人間としての感情が戻ってきたのだそうです。

以前は涙すら、出なかった。


それなのに、今は他のホ-ムレスの炊き出しにも
手伝いに言っているそうです。


まだ若いんだろうと思っていた彼の髪に
よく見たら白いものが混じっていました。
もう35歳でした。


他のどんどん支援が進んでいる国に比べて
日本はなんて冷たいのだろう。
その人の努力が足りないからだ、なんて
苦労したことない人には言えないはず。
みんな普通の暮らしがしたいだけ。
それだけなのに。


東京にオリンピックなんて、いらないよ。
その分、もっと多くの人に普通の暮らしを
分けてあげてください。

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Comments

けろさん、こんばんは。
悲しいなあと思いました。 途上国の話じゃなくて、この豊かで安全といわれていた日本のことなんですものね。オリンピックもいらない、高いきれいなビルもいらない。 みんなが当たり前のくらしができれば、それでいのにね。
以前は私もホームレスやワーキングプアの問題は他人事だと思っていたのですが、夫の転職(リストラじゃなくて、本人の希望による方向転換だったのですが)などを体験して、まかり間違ったら・・・という切実感をもつようになりました。
The big issueという雑誌をご存知ですか。ホームレスの方が自立目指して駅前など街頭で売っているものです。(たぶん月刊。300円)この前思い切って買ってみたら薄いけど中身が濃くてよかったです。販売員の方も感じよくて、以来見かけたらなるべく買うようにしています。
今年の冬は寒くて、路上の方は本当に大変だろうなあ。

Posted by: mame | January 20, 2008 at 08:45 PM

mameさん、こんばんは。

そうなんですよね・・・豊かと言われてる日本、
決してお金がないはずのない日本なのに、
気持ち的に貧しいなあって悲しくなります。
本当の豊かさは、モノを作ることじゃないのにね。
高度成長期からいつまでも脱却できないんでしょう、きっと。

この問題は人事じゃないって、ちゃんと職のある
私ですら危機感を覚えるのですが、それをみんなが
感じれば、当事者だけの責任なんて言えないはずですよね。

ビッグイシュー、見かけたら買うようにしてますが
私の勤務先の近くではなぜか売ってないのです・・。
でも買ってる人、増えてきましたよね。
フェアトレード同様、自分にできることはしていきたいと
思ってます。

Posted by: けろ | January 20, 2008 at 10:25 PM

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