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December 19, 2007

牛乳有害説に根拠なし?

この朝日新聞の記事、読まれた方いますか?

牛乳有害説に業界有識者が反論「科学的根拠ない」

以前(ずいぶん前のことだと思いますが)「病気にならない生き方」
の著者、新谷氏に牛乳乳製品健康科学会議という団体が
質問状を提出していたことは知っていました。
その回答が18日にあったということなのですが。


記事にはその回答が具体的に示されていないので
なんとも言えませんが、どうやら著書の内容と同様、
しかもWHOの論文を引用して、牛乳摂取と骨粗しょう症の
関係などを回答したようです。


それに対して、WHOは牛乳の摂取が骨折の原因とは
言っていないとこの団体は反論しているようで。
なんか堂々巡りな感じというか・・・私は新谷氏がもっと
新しい根拠でも持ってくるのかと、少し楽しみにしてたんですが。


このWHOの論文を拝見したわけでないので、結論づける
わけにはいかないのですが、個人的には牛乳を大量に飲むことと
骨が弱くなることの因果関係が科学的に証明されたわけでは
ないと思います。

ヨーロッパ(しかも北の方)の人は確かに牛乳をアジア人よりは
飲んでいるかもしれないけれど、それだけで判断はできない。
人種的にも、その他の食べ物についても、気候的にも
まったく同条件で実験したのならともかく、これだけ条件が違う中で
牛乳・乳製品だと断定はできないと思います。


ガンの原因となるものも、人によっては原因になったりならなかったり。
この辺も他の要因とあわせて判断することだと思うし、
一概にそれだけを「悪」とは言えないはずです。


マクロビオティックを勉強していて、少し恐ろしくなるのが
そういう根拠のはっきりしないことも、マクロの世界で説明されると
みんな無条件で信じて実行してしまうこと。

よく
「牛乳は牛の子供の飲み物で、大人になって飲んでいるのは
人間だけ」
みたいな一見もっともな説明もされるのですが、
だから飲んじゃいけないって説明にはなってない。
牛の子供の飲み物が、人間の食べ物じゃないとするならば
人間の雑食性は何なのでしょう?
そんなこと言ったら、いったい何を人間の食べ物と定義するのだろう?
なんとなくこじつけみたいに感じたのは私だけ?


要はバランスとその人の状態によるんだと思います。


この新谷氏といい、その他いろいろあれがいい、これがだめと
いう人の言うことは、さらっと聞き流して、自分で考えて判断しないと。


と、ますます思うようになりました。

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Comments

今まさに牛乳について考えていました~!
いまいち、牛乳がダメな根拠が良く分からなかったんですよね。ヨーロッパの人達は伝統的に乳製品をとってきたわけですし。

あと科学論文を根拠にするのって、信頼できそうでそうでもないことがありますよね。一部だけの引用では解釈が変わることもあるし、実験や解析自体に、研究者のバイアスがかかっていると思われるものがあるし。

一方で義母や夫が息子にやたら牛乳を飲ませるのを苦々しく見ていたりもするんですが^^;

牛乳をめぐる意見について、もう少し情報収集して考えてみたいと思います。

Posted by: ルーシー | December 19, 2007 at 12:52 PM

ルーシーさん、私は牛乳についてはいいとも悪いとも思ってないんですよ。
ただ、最近はこの本の影響か牛乳バッシングがすごいなーとは思っています。
1つの素材だけが悪いということはないはずなんですけど。

マクロ的には牛乳は陰性が強く、カラダを冷やす、
粘液を作りやすくカラダにたまりやすい、
まあもちろんそれ以前に「動物性」ということがありますが(苦笑)。

私は何でも過ぎたるは及ばざるがごとし、と思ってます。
水を飲むようにガブガブ牛乳を飲むことは、
脂肪分も多いしいいとは思えないけど、
目の仇のように徹底的に叩いてつぶすという
言動はどうなんだろうとも思います。

結局どの調査も研究結果も、「絶対的」なことを
証明できたわけはなく、個人的嗜好で牛乳を飲む飲まないは自由としても
ああやって著書で悪者扱いするのはフェアでは
ないと思います。

マクロが宗教っぽいなあと思うのはマクロの本に書いてあることは
「絶対的」に捉えられることですね。自分で確かめたわけでもないのに。
肉についてもそうです。

本当はそんな○×ではなくて、質のいいものの開発を進めてほしいと思うんですけどね。
その団体も、飼料のオーガニック化をすすめるとか
牛の管理や牛乳の質を高める努力をしてほしいのに・・・と思いますね。

Posted by: けろ | December 19, 2007 at 09:31 PM

>マクロが宗教っぽいなあと思うのはマクロの本に書いてあることは
「絶対的」に捉えられることですね。

そうそう。私もマクロに違和感を感じるのは、こういうところです。

牛乳にしても、肉にしても、砂糖にしても、なんとしてでも食べさせないための理由づけとして、いろんな説を持ち出して来ている感じがするのよね。

そうすると、逆に有効だ!という説を持ち出す人が出てきてさ、言い合いになるの。

なんだか、とても不毛だな~と思う。

私は、北ヨーロッパの人の骨粗しょう症が多い理由は、ただ単に、日照不足じゃ無いかと思う。(ビタミンDだっけ?の欠乏。紫外線でビタミンDを作るんじゃなかったっけ?欠乏すると骨が弱くなるんだよね?たしか。)

そして、その地域は、昔から、乳製品を摂る。なぜなら、それが採れる地域だから。(ある意味、身土不二 ?)

というわけで、骨と食べ物の話は、別問題じゃなかろうかと。。。

だから、食べ物"だけ"を理由に言っている、マクロのやり方は、変だな~と思っちゃう。

Posted by: ランホリ | December 20, 2007 at 01:02 AM

ランホリちゃん、まあ特定の食べ物を悪いという方も
逆にいい!と言い張る方もどっちもどっちというか。
いいも悪いもないでしょ、って思う。
食べ過ぎればなんでもよくないんだよ。
同じものばっかり取ってたらいつかは負担になるだろうし。
雑食性ってそういうことだと思うけど。


私、別に理系でも何でもないけど、普通の実験だって
こんなに違う条件下で食べ物だけに原因を求めるなんてしないと思う。
確かにビタミンD不足はあると思うね。
そういう環境や長年それに対応してきた肉体を無視して
「食べ物」だけに責任を持たせるのって、それこそ
非科学的だと思うな。


なんか、盲目に信じてくよくよ悩んでる人がいたら
かわいそうだと思う。
そもそも食べ物ばかりの世界から脱出しないと!逆にストレスだよねー。

Posted by: けろ | December 20, 2007 at 10:28 PM

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