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November 01, 2007

オーガニックの葛藤

先日終了したKIIXのコースでは、仕上げとしてマクロビオティックについて
プレゼンを行います。


そのときMさんが語っていたひとこと。

私もいつも感じていることなのですが。


「無農薬でない、農薬まみれの野菜を、だからといって
捨てることができますか?
世界にはそんな野菜、牛乳一杯で生き延びることが
できる子供があんなにたくさんいるのに。
傲慢としか思えないです」

そう、私もいつも同じようなことを考えていたのです。


戦中・戦後のものがない時代、食べられればよかった時代が
過ぎて以降、とどまることのない食生活の変化。
あまりにも豊かになり、あまりにもものがあふれ、そして
捨てられています。


あっさりと捨てられるファストフードを批判する人は、
自分が「オーガニック」という名の元に
自分も農薬だらけの食品や、カラダによくないからと
肉を捨て、牛乳を捨てていることに気づいていない。


私がマクロビオティックを中心とした生活をしながらも
葛藤するのはこの点です。
自分の中でも葛藤しているのに、マクロビアンたちが
さも自慢げに「捨てている」ことに耐えられないときも。
それを「いいこと」と信じている姿に恐ろしさも感じることも。


でもじゃあなぜ、オーガニックの生活を選択しているのか。
元の生活に戻らないのか。


もちろん、オーガニックな食品のおいしさに目覚めたという
のもあります。
でもそれだけじゃない。
私がオーガニック製品を選ぶことは自分のためだけじゃない。
そう気づいたから。


農薬の害。
それは直接カラダに受けるものもあり、土地が長年受けていく
害もあり、作っている側が受ける被害が非常に多い。
でも買う人がいて、それで生計をたてているから作らざるをえない。
その悪循環をどうにかしたかった。


私がたった1人でも、オーガニック製品を買えば、作っている人の
利益になり、それが続けば支えになり、広がりになると思うから。
作る人も消費する人も、健康で生き生きとしていけたら。
だからオーガニックを選択している。


もちろんそうじゃないものをいただいたからと言って、
捨てたことはありません。
もし自分が食べられなければ、誰かに代わりに食べてもらえば
ムダにはならない。


でもこの葛藤に気づいて選択してるか、傲慢に選択してるかの
差は大きいと思う。
傲慢さに気づかない人は、自分だけのカラダによければいい、に
つながるから。
その他大勢の存在や気持ちにはなかなか気づかない。


Mさん、また思い出させてくれてありがとう。
いつも彼女にはいい話を聞かせてもらっている。


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