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September 11, 2007

25ドルでウガンダを救え

NHKBSでやっているドキュメンタリー番組が大好きで、
いつもかなり真剣に見ているのだけど、
先週土曜に放送された「社会起業家シリーズ」の第1弾は
見ながら涙してしまった。

「社会起業家」とは貧困や環境問題の解決にビジネスの手法
を使う人のこと。
貧困に対し、寄付や援助という形ではなく、あくまでも
「ビジネス」で対応していくこと。

第1回は「1口25ドルでウガンダを救え」という内容だった。

サンフランシスコに住むフラナリー夫妻は、ネットを通じて
1口25ドルの融資を世界中から集め、資金でビジネスを
しようと考える人々を支えようとしている。
そのサイトはKIVA

もともとは奥様のほうが、学生時代にボランティアで
ウガンダを訪れ、金銭感覚の違いにショックを受け、
その後ご主人と一緒に一般人の小額の融資でも
集めればウガンダの人々を助けることができるのでは?
と始めたことだった。

番組では、内戦で夫をなくした2児の母親が生計をたてるために
融資を募集していた。
もちろん彼女はPCなど持ってしないし、英語も読めない。
ウガンダのNPOの支援で、募集をかけてもらっていた。
彼女の作るピーナッツバターはおいしいと評判で
それを販売するのに資金が必要だったのだ。

これに対して、アメリカはシアトルのとある夫婦が
50ドル融資したり、ストックホルムの年金生活の
ご夫婦が25ドル融資したり。
結局この融資が元でピーナッツバターの販売は順調にいき
子供の学費も払えるようになり、さらにビジネスの
拡大をはかるようになった。

私がどこに感動したかというと、この融資は融資する人が
ネットで募集している人の詳細やビジネスプランを読んで
選択し、その後も経緯を見守ったりメールをやりとりしたり
して、一緒にビジネスを支援していること。
このウガンダの女性は英語のメールをNPOの人に
訳してもらい、感動して返事を書いてもらっていた。
そして、融資している人たちも決して裕福なわけでなく
自分たちも生活費を切り詰めながらも、少しでも人の
役に立てたら・・・と融資を続けていること。

なんて・・・人はすばらしいのだろう。

憎み合って戦争をするのも人間なら、遠く離れて会ったことが
なくてもお互いを支えようとするのも人間。
こうやってつながりあえるのは、インターネットのおかげなんだけど
根底にはずっと人間が持ち続けてきた「愛」があるから
なんだろうな。

ほんの少しの融資でも、それが元で自分の力で生活していく。
それが大きな自信につながっていく。
ただの援助は、もしかしたら人としてのプライドを
傷つけているのかも。
私は主にフェアトレードという形で支援しているけれど、
フェアトレードという、先進国相手の仕事より、こういう
地域の人相手の商売やビジネスを支援するほうが
本当は地域のためにもなるのかなあ・・と思ったりした。

次回は15日。今度はインドで医療バスを走らせようとする
若き起業家の話です。

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